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2007年11月27日

シャープ アクオスブルーレイCM曲、シシリエンヌ

吉永小百合さんが、ブルーのお洋服で登場。
シャープ アクオスブルーレイのCM曲は、フォーレ作曲 「シシリエンヌ」 です。
シャープのサイトでCM動画が見られます。 AQUOSブルーレイ 「これならつかえる!」篇
  → http://www.sharp.co.jp/products/cm/tv/tv131.html

これ以外にも、吉永小百合さんの シャープAQUOSのCMと言えば、「G線上のアリア」(バッハの管弦楽組曲第3番 ニ長調 第2曲目エアー(アリア)が原曲) が、様々なアレンジで 長いこと使われてるのも 好印象ですね。 うん、良い会社だ(笑)。


シシリエンヌ (シチリアーノ)
ガブリエル=ウルバン・フォーレ (1845.5.12 南仏パミエ ― 1924.11.4 パリ)
  チェロ(ヴァイオリン)とピアノのための シシリエンヌ ト短調 Op.78  1898作、出版
  組曲 <ペレアスとメリザンド> Op.80より 「シシリエンヌ」 4曲構成の場合、第3曲目
  劇付随音楽 <ペレアスとメリザンド> 第2幕への間奏曲  1898年6月初演

「シシリエンヌ」 は、1893年作の劇音楽 <町人貴族>(未刊行)からの転用。
さらに、<ペレアスとメリザンド> より先に、チェロとピアノの曲として出版されていて、なんだかややこしいことになってます。
ロンドンでの、<ペレアスとメリザンド> 英語版初演用の音楽を依頼された フォーレさん。 超多忙を極めるスケジュールに加えて、2ヶ月弱で仕上げなきゃなんないってのもあって、オーケストレーションは 弟子のケクランが担当。
劇音楽では、第2幕への間奏曲として、「シシリエンヌ」 が使われました。
その後、演奏会用の組曲としてまとめた時、最初は 「シシリエンヌ」 が入らない3曲構成でしたが、後から 「シシリエンヌ」 も加えられたそうです。

フォーレの <ペレアスとメリザンド> では、ハープの分散和音の伴奏にのって フルートがメロディーを吹きます。 そのイメージからか、我々ピアノにも フルートの伴奏がまわってきます。
チェロ版の伴奏は したことないんですけどもね。
ずいぶん昔の話だけど、林真理子さん原作の 「不機嫌な果実」 ってドラマで、シチリアーノのチェロ版演奏シーンが 繰り返し流れてたのを思い出しました。
岡本健一が音楽評論家の役で こればっかチェロで弾いてたような? で、主人公の人妻 石田ゆり子と 道ならぬ恋に落ちちゃうの。
清純派なイメージだった石田ゆり子の きわどいシーンがあるとか スリップ姿が拝めるとかで、話題になってた記憶が(笑)。
ピアノソロに編曲したのでも 「シシリエンヌ」 は、人気があって、ラウンジ演奏や ブライダル演奏の仕事をしてる人なんかは、レパートリーに入れておくと良いと思います。
ピアノの発表会曲としても、人気あるのよん。

シシリエンヌ = シチリアーノとは、イタリア、シチリア起源の舞曲で、8分の6拍子や、8分の12拍子など、ややゆったりめに流れていく美しい曲が多いですね!
フォーレのだと、フランス語で 「シシリエンヌ」 と呼ばれることが多いですが、イタリア語の男性名詞 「シチリアーノ」 になってることもあります。
イタリア語女性名詞 「シチリアーナ」 と言われると、レスピーギのが浮かぶかな。
    レスピーギ関連:スバル・インプレッサSTIのCM曲は、リュートのための…


ペレアスとメリザンド の あらすじ
メーテルランクの戯曲です(1892年作)。 「青い鳥」でおなじみのメーテルリンクさん。
ペレアスにとって、メリザンドは兄嫁。
泉のほとりで、謎だらけの若い女性メリザンドを拾ってきて?妻にしたゴロー(結構トシ食ってるっぽい、先妻の子あり)。 ゴローとは 父違いの弟ペレアス。 どっちもアルケル王の孫。
若いペレアスとメリザンドが惹かれあっていくのを感じて 嫉妬に狂い 怒りに燃えるゴロー。 泉のほとりで、愛を告白しあって ひっついてる二人を見てしまったゴローは、その場でペレアスを刺し殺し、傷は小さかったけど 心が衰弱しきったメリザンドも ゴローの子を産んですぐ亡くなります。

私、このメリザンドって女、嫌いなんですよね・・・。
中途半端に流されていく感じが、たまらなくイライラしまして。やることなすことすべてムカツク(爆)。
こーゆーつかみどころのない不思議さんというか、神秘的ではかなげな少女って、魅力的にうつるものなのかしら。 ってか、これの登場人物、みんなイライラ・・・。

<ペレアスとメリザンド> をオペラ化したドビュッシーは、これを書く以前に、作家がすべてを語ってしまっていないような作品を 題材にしたいっちゅーようなことを発言してるので、想像の余地たっぷりの 幻想的なお話、お気に召したのでしょう。
他にも、シェーンベルクが交響詩に、シベリウスが劇付随音楽を書いています。
シェーンベルクのも、変な音列組んで曲書くようになる前の時代なので、むせかえるように 濃厚ロマンティック、豊穣のエロチシズム、大変うるわしゅうございます。


うちの フォーレ関連記事
かわいい 日清焼そばUFOのCM曲は? 三大レクイエム  試聴できます。
フォーレのは、すべてを浄化して、天国に導いてくれそうな、崇高で 大変美しいレクイエムです。
地獄に落ちろ!と言わんばかりの劇的迫力を持った ヴェルディのレクイエムとは、正反対(笑)。

かわいい 夜想曲(やそうきょく)=ノクターン とは? の記事でも、ちょっとだけ フォーレぶらぼー! してます。
フォーレのピアノ曲は、まるで ショパンのピアノ曲のような題名が ゾロゾロと並びます。
かなりぶっ飛びー! な和声進行や 転調をしてるはずなのに、過激さが目立たず、違和感なく 麗しく音楽が流れていくところも、近い感じがします。 気品のある音楽なのね。
父親が学校の先生、母親は貴族の出身ってとこも、ショパンとフォーレ、共通しております。
ただし、フォーレの父方のおじぃちゃんと、ひぃおじぃちゃんは お肉やさんしてたっちゅー話なので、もしパパが家業を継いでたら、ドヴォルザークみたいに 家業を継ぐべく お肉屋さんの修行に出されてたりして? なんて妄想したら、なんか 似合わなさすぎて笑っちゃった。 (ドヴォルザークは 精肉業免状取得してます)
フォーレも、ピアノ曲では とても大切な作曲家さんなのでーす。


フォーレ シシリエンヌ を 試聴&ダウンロード  WMAで。
  沼尻竜典(指揮)/東京フィルハーモニー交響楽団『シチリアーナ』

  フォーレの組曲 <ペレアスとメリザンド> 他の曲も聴いてみたい方は、こっちもどうぞ。
  Michel Plasson『Faure : Orchestral Works』 「メリザンドの歌」も入った5曲構成バージョン。


フォーレ シシリエンヌ を 試聴  リアルプレーヤーで。
  チェロとピアノのためのシシリエンヌ で試聴るんるん
  Gabriel Fauré: The Complete Music For Cello And Piano
  試聴用サンプル2が、「シシリエンヌ」。

  <ペレアスとメリザンド> ピアノソロ版で試聴るんるん
  Pelleas et Melisande
  試聴用サンプル3〜6が、<ペレアスとメリザンド> 「前奏曲」「糸を紡ぐ女」「シシリエンヌ」「メリザンドの死」の順番で4曲構成版。 2の「パヴァーヌ」も有名。 それ以外は、もともとピアノ曲です。
ピアノ版も ステキでしょ? ピアノ曲もステキでしょ?



フォーレ シシリエンヌ おすすめCD 楽譜

   

左から:
3人の作曲家によるペレアスとメリザンドセットフォーレの組曲(4曲構成)の他、シェーンベルクの交響詩、シベリウスの組曲は 抜粋で4曲入り。
クリムトの絵のパクリみたいなこのジャケット、いまだに変わってないのか。。。
*お買い得、フォーレ満喫CD。
オーケストラのミニチュアスコア
ピアノソロ版の楽譜
目次のところをクリックしても、アーティスト: フォーレ(作曲: フォーレ) っちゅーのが、ゾロゾロ並ぶだけのアホアホ状態なので、収録曲名書いておきます。全音の難易度では、第3課程に分類されてます。
  ・「言葉のない3つのロマンス」 より 第3曲目 Op.17-3
  ・「8つの小品」 より 「即興曲」 Op.84-5
  ・「シシリエンヌ」 Op.78
  ・組曲<ドリー> より 「子守唄」 Op.56-1
  ・「パヴァーヌ」 Op.50



おまけ動画
  かわいい ドミンゴが歌う、フォーレの 「夢のあとに」 かわいい



フォーレの歌曲では、一番ポピュラーな 「夢のあとに」。(1878作? 出版)
歌ってらっしゃるのは ドミンゴ、ピアノ伴奏は ワイセンベルクさま。
後半は、ワイセンベルク様とドミンゴ氏によるピアノ連弾で、ドヴォルザーク作曲 スラヴ舞曲第1集の最後の曲 Op46-8。 テノール歌手、ドミンゴさんがピアノ弾いてる映像だよん。
音大でも、休講になって空き時間ができたりすると、図書館で楽譜を借りてきまして、こんな感じに しっちゃかめっちゃか連弾して遊んでおりました。 楽しそでしょ?
いいなぁ、こんなに楽しそうに遊んでもらって、ドミンゴがうらやましいんですけどぉ(笑)。
18歳くらいのワイセンベルク様に抱っこしてもらってる ダニエル・バレンボイム少年(1947年の写真アリ)は、もっとうらやましい・・・。
ん?! 今回は、何の記事書いてたんだっけか?(爆)




posted by ドルチェせんせ at 03:29| Comment(10) | TrackBack(0) | あの曲は何? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
シシリエンヌ→シチリアーノとくるとどうしても、イタリアマフィアを思い出してしまう・・・
しかし、イタリアのシシリア島も美しい島だそうですが、シチリアーノも本当に美しいメロディが多いですね〜
そして、吉永小百合様の美しいこと。
いったいいくつなんだろう?

ドミンゴの映像!若いですね〜ワイセンベルクも。
連弾って、聞いてるより、弾いてる本人たちが一番楽しいんじゃないかな。ピアノってなかなかアンサンブルできないしね。
Posted by あるまんど at 2007年11月27日 09:44
この曲、英・仏・伊・独・露・日(順不同)のどの国の人が聴いてもエキゾチックなのがミソなのでしょう。

19世紀末から20世紀初頭にかけて全欧州の作曲家がスペインに惹かれ多くのスペイン・ラプソディが発表されたでしょう?(組曲ドリーにもエスパーニャがありますよね)
なぜか?を調べたことがあるんですが、どうやら19世紀半ばにスペインまで鉄道が延び多くの人々が訪れるようになり初めて「レコンキスタ以前」のイスラム建築を眼にし、その精緻な装飾文化に魅了されたようです。

結果としてアラベスク(イスラム装飾)やイスラム書道の優美さはアール・ヌーヴォーに多大の影響を与え、スペインに残るイスラム文化への憧憬が数多くの「スペイン物楽曲」へとなったようです。

この曲なんとなく「アランフェス」の2楽章に似ているでしょう? ロドリゴにしろフォーレにせよ、これが彼らが思い浮かべるイスラミック・イメージなんでしょう。

それにしても「ガブ様」(といえば有森裕子のダンナ様、お元気かしら)
共和国国葬を以て人々に悼まれるなんて偉大ですよね。
Posted by PINK MOZART at 2007年11月28日 00:53
あるまんどさん
シチリアーノの美しさと、吉永小百合さんの美しさ、調和してますね。
吉永小百合さんみたいにトシとれたらうらやましいというか、昔の画像見ても、今のお姿も、いつのお姿も美しいって、いったいどうなってるんでしょう!
連弾でお遊び、楽しいですよね〜。初見大会しっちゃかめっちゃか大騒ぎみたいなのは、特に。
音校に入って、まず感動したのが、誰とでもピアノで一緒に遊べるってことで、全員ピアノ弾けるって気持ち悪いけど、なんて便利なんだー!って、よくみんなで話してました。
Posted by ドルチェ at 2007年11月29日 02:02
PINK MOZARTさん
それこそ、連弾画像も「スラブ舞曲」でなく、<ドリー>の「スペイン舞曲」だったら、もっと良かったんですけれども・・・。
ドボ=肉屋で無理やりつなげるより、ドビ=エンマさんでつなげた方が、下世話で楽しかったなと(笑)。
ドビュッシーと言えば、私も、ドモホルンリンクル「小舟より」のCM見られました。
が、ピアノ連弾版じゃなかったんですね。ちょっと残念。
フォーレのドリーも、ぜひCMで使ってもらいたいものです。
長生きしても、カメレオンになったり?化石になったり?せず、国葬されるほど愛されてたってのはすごいことですよね。 お病気はともかく、晩年運強かった感じが。
もっと一般的に人気が出ても良さそうなのに、どしてショパンやドビのような知名度にならないのか不思議です。
Posted by ドルチェ at 2007年11月29日 02:18
「シチリアーノ」といったら、J.S.バッハのフルートソナタも忘れないで下さいよ。とくにBWV1031の第二楽章「シチリアーノ」は、クラシックを知らない人でも耳にしたことがある大有名曲です(しかし、実は偽作っぽいんだとか…)。
Posted by tn at 2007年12月01日 16:32
あれからまたしても雲行きがおかしくなり、急転直下、YAMAHAがBOSENDOLFERを100%買収するようです。
Posted by PINK MOZART at 2007年12月01日 22:13
またまた出遅れました。。。
イタリア好きとしては、やっぱりシチリアーノと言いたい。
シチリアには行ったことがないんですけど、この曲を聴くと、条件反射でシチリアの風景が浮かびます。いつか行ってみたいところの一つです。

フォーレの父方はお肉屋さんですか!そしてドヴォルザークの精肉業免状!!相変わらず、プチ情報満載で笑えます(爆)

連弾って、そういえばなかなか機会がなかったなー。みんながピアノ弾けるって、想像するとすごい状況だわ(笑)
Posted by Haru at 2007年12月02日 02:00
tnさん
バッハの、いや、バッハ伝?「シチリアーノ」は、ピアノソロ編曲版でワイセンベルクさまが弾いてらっしゃるのがございまして。 もう、ゾクゾクするほど麗しいのなんのって、鼻血ぶーぶー。
本日の就寝前の音楽は、これに決定。
(アレクシスさまが弾いてるのだと、興奮して眠れなくなり・・・。 ゴルトベルクは、さらに眠れない)
Posted by ドルチェ at 2007年12月03日 01:38
PINK MOZARTさん
ふつーの新聞にも載っちゃってたので、もうヤマハで確定ってことなんでしょうか。
う〜ん、う〜ん・・・。 もう一転しないよね・・・。
Posted by ドルチェ at 2007年12月03日 01:42
Haruさん
実は、フォーレのこの曲「シチリアーノ」って書いてあるのを聴いて育ったので、いまだに「シシリエンヌ」より「シチリアーノ」って言われた方がしっくりきます。
なんとなく、フランス語よりイタリア語の響きのが好きだし。
ドボの肉屋話は雑学本によく載ってたけど、フォーレのじーちゃんが肉屋さんってのを読んだ時は、嬉しくて、嬉しくて、そっこーメモりました。
どうでもよさそな話が、もう好きで好きで(爆)。
気軽に連弾や2台ピアノで遊べる状況って、本当に楽しかったですよー。
それまでは、発表会のお楽しみみたいなイメージだったから、よけいにね嬉しかったの。
Posted by ドルチェ at 2007年12月03日 01:55
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