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2007年10月08日

エンジャパンのCM曲は、33すの3 オルガン付き

って、アホな記事タイトルつけて、すびばせん。

転職は慎重に。 爆笑問題が出演してる、エン・ジャパンのCM曲として、サン=サーンス作曲 交響曲第3番 第2楽章 第2部 が使われています。
オルガンで ドミソの和音が、ぶぉ〜〜〜!!! って鳴るやつよん♪
パイプオルガンが入る 珍しい編成の交響曲なので、「オルガン付き」 の愛称で親しまれています。

エン・ジャパンのサイトでCM動画が見られます
  → http://employment.en-japan.com/html/pr/cm/?banner_id=entop

今回は、PINK MOZART さんが、CM映像のURLを教えてくださったので、自分で探さないですんじゃいました。 らっきー☆彡
ジョージアのCM曲、アマデウスを思い出し の記事のコメント欄で、PINK MOZART さまから、エンジャパンCMの情報いただきました。
ありがとうねー。  お礼参り!? は、PINK MOZARTさんのサイトへ

なかなか このCMに遭遇せず、書けずにおりましたが (やっぱ、自分が TVで見てないんじゃ、無責任かと思って〜)、とうとう念願かないました。 見ちゃったぞー!
一応 この曲、ピアノも絡むんで、うちとしては ちょっとおいしい。
あのオルガンぶぉ〜〜〜!!!が、突如テレビで流れると、目立ちますね。
初っ端から注目させるCM戦略としては、なかなかよろしいかと。


交響曲第3番 「オルガン付き」 ハ短調 Op.78  1886年作曲、初演
シャルル・カミーユ・サン=サーンス (1835.10.9 パリ ― 1921.12.16 アルジェ)

あら、もうすぐ お誕生日なんだ、この人。  バースデー おめでとう。
サン・サーンス50歳、ロンドン・フィルハーモニック協会から依頼されての作曲です。
協会としての第1希望は、グノーさんで、断られた場合は、ドリーブ、マスネ、あるいは サンサーンスにと、どうやら第4希望な作曲家だったらしい・・・(汗)。
この演奏会場にパイプオルガンがあり、サンサーンスも それを演奏したことがあったりで、オルガンが入る編成になったのでは? との見方があるそうです。
友人のチェリストからの依頼で、私的な演奏会のために作曲してた 「動物の謝肉祭」 と同時進行
「動物の謝肉祭」 は とても楽しいけど、交響曲の作曲は 何百倍も素晴らしい! とサンサーンスさん、手紙に残してます。

交響曲第3番が完成した3ヶ月後に、リストが74歳で亡くなったため、出版の際には、「フランツ・リストの思い出に」 と記されました。
サンサーンスの音楽の良き理解者でもあったリストさんは、亡くなる1ヶ月前に、交響曲第3番のロンドン初演成功を祝う手紙を送っています。
リストとサンサーンスの交遊が始まったのは 1852年 とあるので、サンサーンス10代の頃からのお知り合い。 リストの影響はでかい。交響曲にオルガン入れるあたりも。
サン=サーンスのオルガン演奏を聴いたリストが、「世界一のオルガニストだ!」 と絶賛した、なんちゅー話もありまして。
セザール・フランクのオルガン演奏を聴いたリストは、「バッハ以外に並ぶもののないほどの素晴らしいオルガニストだ!」 と絶賛したらしいけど。
リストさんのお墨付きは、伝記にゃ欠かせない?(笑)

オルガン付き交響曲は、2楽章から成り、それぞれが2部構成。
普通に4楽章構成の曲に聞こえますが、一応、2楽章のくくりで楽譜が書かれています。
CDだと わかりやすく4分割でチャプター打ってあるのが普通かな?
第4楽章に相当する部分の出だしが、enjapan のCMで使われた、マエストーソ (荘厳に) の指定で始まる オルガンぶぉー。
CM部分の後、ほんのしばらくすると、ピアノ4手連弾でキラキラした音が聞こえてきます。
オルガン奏者のみならず、ピアニストも2人必要なわけで、贅沢っすねー。
3楽章に相当する部分では、たしかピアニスト1人で、音階ばっか 弾かされてたような。
これを演奏してる映像を見たのは、1度だけなので、うろ覚え。
サン=サーンスのピアノって、なんか、音階で走り抜けるようなとこが 目立って感じるんだよなぁ。

作曲者による説明だと、第1楽章の第1部は、第2部アダージョの序奏。 第2楽章の第1部のスケルツォは、第2部のフィナーレを結びつく。 とのこと。
この 2楽章×2の 分割方法、10年前に書かれた ピアノ協奏曲第4番 でも すでにやってますの。
4つの部分は バラバラ違うことをやってるのではなく、同じメロディー素材が 繰り返し登場したりして、強い絆で結ばれています。 こーゆーのを、循環形式といいます。
全部の楽章まとめて1曲な感じが強まり、統一感が生まれるとでも言っておくか。
似たようなことを くどくど言われてるように感じることもあるけど(爆)。
循環形式と言えば、フランクの代名詞みたいになってますが、フランクの交響曲よりも、サンサーンスの第3交響曲のが、時期が早いんだもん! って書いてあるの、見かけます。
サンサーンスファンにしてみれば、そう言いたくなるものなんでしょうか?
まぁ、いいじゃん、フランクさんに譲ってやってください。

サンサーンスは、音楽のみならず、詩や小説を書き、ラテン語に通じ、美術、数学、自然科学、天文学、占星学、考古学、哲学など、多方面で才能を発揮。 レオナルド・ダ・ヴィンチばりの天才として描かれます。
2歳半でピアノを弾き始め、3歳半で作曲をし、幼い頃から モーツァルトばりの神童ピアニストとして騒がれ、10歳で公式な演奏会を開いた際には、モーツァルトのピアノ協奏曲や、ベートーヴェンのピアノ協奏曲 (3番) などを演奏。 アンコールでは、ベートーヴェンのピアノソナタなら、全曲暗譜で弾けるから リクエストしてくれ、なんちゅー話が出てきます。
マジかよ、すごすぎる・・・。
大人になってからも、新作のオーケストラの総譜を一瞥しただけで、もう暗譜で ピアノに置き換えて弾いちゃった なんて話もあって(ごめん、誰の曲だったかは 忘れちゃった)、ほんとに、スーパースペシャルな天才だったってことなんでしょうねぇ。
人間離れした変人だったとか、ヤバイ趣味の疑惑が、書かれることもありますが(笑)。
とにかく、天才少年は、その後 パリ音楽院で オルガンと作曲を学び、教会のオルガニストとしても 長く活躍しました。
サンサーンスは、長生きだったのもあって、ピアノロールによる自作自演録音が 残っています。
70歳のサンサーンスのピアノ演奏は、華やかな技巧に彩られた、異常なテンポの速さが目立つ演奏 とのことです。
自作自演の他、ベートーヴェンや ショパンの曲も録音されていて、ショパンの夜想曲第5番は、わずか2分40秒で 疾走するんですって。
私は、まだ聴いたことないんだけどもね。 ちょっと、聴いてみたくなってきたわ〜。
作曲家の自作自演って、なんか萌えるものがある(笑)。


サンサーンス 交響曲第3番 を ダウンロード&試聴♪
  Michel Plasson/Matthias Eisenberg/Orchestre du Capitole de Toulouse『Saint-Saens Symphony...
4が、CM使用の第2楽章第2部。CM使用部分のすぐ後、ピアノ連弾でキラキラな部分が聴けます。


サンサーンス 交響曲第3番 おすすめCD 楽譜 試聴♪

   

左から:
試聴♪できます。 試聴用サンプル ディスク4が、第2楽章第2部の冒頭部分。
CMで使用されてるところが聴けます
その後は、交響詩「オンファールの糸車」、オペラ <サムソンとデリラ> より 「バッカナール」。
安藤美姫選手のSP曲が、「サムソンとデリラ」 だという情報を、tnさまからいただきました。 私は見てなくて確認できませんが、有名どころなら、やっぱ「バッカナール」 も使われてるんでしょうか? 見た人、教えてくださ〜い。

晴れおすすめCD晴れ
プレートル & パリ音楽院管。 オルガン演奏は、デュリュフレ
(これも、試聴リンク載ってるんだけど、ちゃんと聴けなかった。 アマゾンさん、どして?)
カップリングされてる、サンサーンス 組曲 「動物の謝肉祭」 のピアノは、チッコリーニ & ワイセンベルクさま。 ワイセンベルク様が お弾きになっているのだ。きゃぁ揺れるハート
サンサーンス動物園には、音階の練習をひたすら繰り返す 無能な 「ピアニスト」 という動物が 存在します(笑)。
わざとヨタヨタボロボロに弾いて楽しませてくれる ピアニストたちも多く、チッコリーニ、ワイセンベルク ペアの、これもそう。 楽しそうに遊んでいらっしゃいます。
33スの3番のピアノパートは 違う人ですが、他に、プーランクの 組曲 「典型的動物」 が収録。
オルガン付き3番は 1964年、他2曲は 1965年の録音です。

なお、「動物の謝肉祭」からは、「水族館」が、ドラマ のだめカンタービレBGMに登場。のだめ記事でも紹介しています。
「動物の謝肉祭」を試聴♪ してみたい方は、のだめ催眠術の音楽 ムソルグスキーとサン=サーンス の記事でどうぞ。
マルタ・アルゲリッチが、ヘタクソピアニストに変身してるのが お楽しみいただけます。

フランクの交響曲二短調も一緒に。 こちらも、循環形式。1886−88年の作。サンサーンスの交響曲第3番より、少し遅れての完成です。
フランクの交響曲だって、CMに使われたりすることもあるのよん。
フランク(ベルギー生まれ) も神童ピアニスト → パリ音楽院で学び、まずは 教会のオルガニストとして活躍。 似たようなパターンです。

*楽譜。オーケストラのミニチュアスコア。




posted by ドルチェせんせ at 20:05| Comment(8) | TrackBack(0) | あの曲は何? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
みごとな作曲者・楽曲解説にひたすら感心いたしました。
楽理出身者じゃこうはいきません。
血が通ってますよね〜、この解説はおみごとです。

ところで「3000点」の配当はどのくらいですか?
しかも、へへっ…「チーホー」もついてますよね? 


Posted by PINK MOZART. at 2007年10月08日 23:34
PINK MOZART. さん
いただいた情報、しっかりちゃっかり使わせていただきましたよん。
ありがとうございました。おいしかったです。
で、なぁに? ほめ殺しで配当上げよう作戦?(笑)
ギャンブル一切やらない人なので、用語がわかりましぇ〜ん。(うまく逃亡)
すべては、作曲家と曲への愛です。
ってか、正直なところ、3ちゃんへの愛はそれほどないので(汗)、フランクとリスト、ワイセンベルクさまぁ への愛のカタチだったんだなぁ、実は。
楽理だったの? 作曲かと思ってた。どっちにしても、頭が切れる人が多いですよね。我ら演奏バカとは違う香りが(爆)。
Posted by ドルチェ at 2007年10月09日 02:00
ドルチェ先生、こんばんは〜

“リスト先生のお墨付き”には馬鹿ウケです!
なんか今で言う カリスマ評論家みたいで。。(笑)

リスト先生曰く 「世界一のオルガニスト」と、
「バッハ以外に並ぶもののないほどの素晴らしいオルガニスト」
…ではどちらが凄いんでしょうかね??(爆)

ちなみに…私事ですが、、
ガチャピン先生の曲講釈付き 「動物の謝肉祭」なるCDを持っています〜!
クラシック・ビギナー(?)のムックを、
言葉巧みに“サン・サーンスワールド”に引き込むその力量は、実に見事なものです(笑)
(プロコ様の“ピーター”のCDもあったようですが、廃盤みたい。。)
Posted by sumito96 at 2007年10月09日 20:54
あ〜やっとわかった!「33すの3」
トロい私はひと晩悩んだぞ・・・昨日は眠れなった。

ドルチェさんに座布団一枚!

この曲、CMで流れてきた時、「ばっは?」と思ったのよ。でもピアノが聞こえるし、なんの曲だっけ?って・・・ドルチェさん、感謝です。

しかし、リストさん。
バッハのオルガン聞いたことあるんだろうか?
そんなわけないよね。バッハの死後61年たって生まれてるんだもの。
「バッハ以外に並ぶもののないほどの素晴らしいオルガニスト」って、何を根拠に?
こうやって、女性も口説いていたのでしょうかねぇ・・・

この曲、オルガニスト一人にピアノ弾き2人+オケだから、指揮者はまとめるの大変でしょうね。


Posted by あるまんど at 2007年10月10日 08:26
sumito96さん
リストさん、かく語りきは、本当にあっちゃこっちゃに出てくるんですよー。
素晴らしく面倒見の良い方だったんだと思います。
サン=サーンスVSフランク、オルガン対決!なんての、聴いてみたかったな(笑)。
で、ガチャピンがうんちくたれてるCDなんてのが、あったんですか? ぶはーっ!
しかも、所有してるなんて!! 毎度のことながら、すごすぎる(爆)。
ぜひ、見てみたいです。中古やで、遭遇できる日を待とう。
そういえば、sumito96さんのとこで、高嶋兄弟どっちかナレーションの「ピーターと狼」の話教えてもらったことありましたよね。
先日、掃除をしてたら、EMIのご案内だったか寄せ集めサンプルCDが出てきまして、高嶋弟でした。うちに、こんなんあったなんて! たまに掃除すると、変なものが出てきてびっくりします。
Posted by ドルチェ at 2007年10月11日 02:12
あるまんどさん
ごめん、ごめ〜ん、バカなこと書いて。
さんさんすさんのさんばん、あまりの3づくしに書くのめんどくさくなっちゃって。
私は一度しかこのCM見てなくて、まだやってるのかちと不安になってます。
やっぱ時間帯が悪いのかな。早起きできないから?(爆)
情報くれた、PINK MOZART.さんに大感謝ですね!
それだけリストはバッハぶらぼー!神格化しちゃってたんでしょうか。
妄想大臣だったのかな? 私も、そーとー妄想ひどいけど、負けそうだ(笑)。
リストさんは、おだて上手というか、ほめ殺し戦術で、みんな陥落?
Posted by ドルチェ at 2007年10月11日 02:22
今日(10/12)、Googleを使った人なら誰でも気づいたんだろうけど、今日はルチアーノ・パヴァロッティさまのお誕生日だったということで…本当に残念。
Posted by tn at 2007年10月12日 19:07
tnさん
まだまだ若かったのにと思うと、誕生日もせつないですね。
Posted by ドルチェ at 2007年10月14日 23:29
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