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2007年07月09日

パガニーニの主題による狂詩曲、もっとラフマニノフ

のだめ効果なのか、ラフマニノフのピアノ協奏曲、ラフマニノフ関連記事が 注目されているようです。 トリノ五輪の時も 注目されたけど、それ以上かも。手(チョキ)
っちゅーことで、ラフマニノフに目覚めちゃった人々を 引きずり込んじゃえ委員会、おすすめ曲です。

パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43 イ短調  1934年作曲、初演
セルゲイ・ワシリエヴィチ・ラフマニノフ  1873.4.1 − 1943.3.28 ロシア → アメリカ

「パガニーニの主題による○○○」 というと、のだめカンタービレでは、悠人くんが マラドーナピアノコンクールで弾いたブラームス、覚えてますか? 「パガニーニの主題による変奏曲」
(ブラームスの試聴♪は、のだめコンクール本選曲(悠人くんの曲も) の記事で)
  ラッラ ラドシラ ミッミ ミソ♯ファ♯ミ ラッラ ラドシラ ミ  ミ ♪
あれと同じ主題を使った、ラフマニノフによる変奏曲
狂詩曲 (きょうしきょく) = ラプソディ って題名ですが、こちらも変奏曲になってます。
しかも、ピアノ主役+オーケストラの、ピアノ協奏曲みたいな編成
どう、そそらない?

「序奏 + 24の変奏 + 終結部」で、できています。
普通は 主題の後に変奏が繰り広げられますが、第1変奏をやった後に 主題提示するっちゅー変則技。昔むか〜しの教会の歌 = グレゴリオ聖歌 「怒りの日」 のメロディーも使ってみて、さらにそっちも変奏しちゃったり、なかなか凝った作りです。
第18変奏は 特に有名で、トリノオリンピックのエキシビションで、荒川選手も使っていらっしゃいました。 (フィギュア・エキシビションでのクラシック音楽たち の記事で。)
ここでは、主題を鏡に映した形、ラ ド シ ラ ミ ソ♯ ファ♯ ミ ラ♪ が → ラ ファ♯ ソ ラ レー シ ド♯ レ ラー♪ (実音は 半音下げラ♭から) ってな感じで、曲が展開されていきます。

パガニーニさんが書いた 無伴奏ヴァイオリンの曲を お題に、いろんな作曲家さんが変奏曲を作ってますが、私はラフマニノフのが 一番お気にです。
ルトスワフスキ (2台ピアノ) < リスト (ピアノソロ) <<< ブラームス (ピアノソロ) <<<<<< ラフマニノフ (ピアノ+オケ) って感じ。 愛の深さの度合い、伝わるかしら?(笑)
パガニーニの主題によるピアノ変奏曲 ☆ あれこれ の記事で、パガニーニの原曲、リスト、ブラームス、ラフマニノフの 「パガ変」 について書いてます。 古い記事なので、今ほど くどくない(爆)。

パガニーニは、悪魔憑き疑惑がささやかれるほどの 超絶技巧ヴァイオリニスト
非常に背が高く ひょろっとした感じで、ラフマニノフと同じく、マルファン症候群とかいう遺伝病説あり。
長すぎる手足に、柔らかすぎる関節なんかが特徴で、この滑らかで 柔らかい関節のおかげで、普通の人ができないような 超絶技巧奏法が可能だったのでは? って見方もあるそうです。

ラフマニノフのピアノ協奏曲は 全部で4曲。 ぷらす、パガニーニ狂詩曲 が、ピアノ協奏曲のようなノリで使えます。
ピアノとオーケストラのための作品、全5曲、ラフマニノフ本人のピアノ演奏で、現在も聴くことができます。
パガニーニの主題による狂詩曲は、1934年の録音、ラフマニノフ61歳
ストコフスキー指揮 フィラデルフィア管弦楽団。 この曲の初演時と 同じ組み合わせです。
ドラマのだめカンタービレの記事、ラフマニノフの自作自演を試聴 (のだめ曲) でも ご紹介してますが、今回の記事の最後でも、おすすめCDとして載せますので、ぜひ 試聴♪してみてくださいね。
ラフマニノフのピアノ協奏曲、有名な2番と3番だけじゃなく、1番も4番も 試聴♪するチャンスですよ〜!?
作曲家の自作自演っちゅーと、ピアニストとして第一線で活躍してる方々と比べて、ヘタクソ当たり前のイメージですが、ラフマニノフは、ピアニストとしても超一流。 超ぶらぼー!
プロコフィエフの自作自演とは、月とスッポン。  ・・・残念ながら。
残された録音では、鋼鉄伝説に似合わず、意外とヘタレでヨタってるプロコ様。 あぁ・・・。
ラフマニノフの自演聴くと、ミルヒーが言ってたみたいに、くねくね色っぽく弾かなくても、こんなに素敵なのよん♪ ってのが、伝わるかと思います。
好みは人それぞれなので、さっぱりしすぎと感じる人も いるそうですが。
私は、一歩ごとに立ち止まって悶えてるような演奏、キライなんだもんっ。 フレーズは 大きなくくりでとらえて処理しないと、変だと思うんだけども・・・。  うー、ラフマニノフを見習え・・・?


ラフマニノフ パガニーニの主題による狂詩曲 を試聴♪
ルービンシュタイン
Rachmaninov: Rhapsody on a Theme of Paganini; de Falla: Nights in the Gardens of Spain; Chopin: Grande PolonaiseRachmaninov: Rhapsody on a Theme of Paganini; de Falla: Nights in the Gardens of Spain; Chopin: Grande Polonaise
Fryderyk Chopin Manuel de Falla Sergey Rachmaninov

BMG 1997-10-14


Amazonで詳しく見る、試聴♪

各変奏部分、最大1分間ずつ 試聴できます。 パガ狂は、1分以内の変奏が多いので、かなりの部分、試聴だけで聴けちゃうってこと。
有名な第18変奏だけは、3分くらいあるけど、その他は長くてもすべて1分台。 これだと、第10変奏までは、続けて全部聴けるってことかな。
パガニーニの後は、ファリャの 「スペインの庭の夜」。 そして、ショパンの 「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」 も、試聴♪できます。


ラフマニノフ パガニーニの主題による狂詩曲 おすすめCD 楽譜



*ラフマニノフ超お得盤。 アシュケナージのピアノで パガニーニラプソディー、リヒテルのピアノで ピアノ協奏曲第2番。 ドラマのだめカンタービレで、千秋がお風呂で溺れてた時に流れた、交響曲第2番も入ってます。 ん?ヴォカリーズもBGMあったっけ?
*ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番とのカップリングCD ルービンシュタイン
ラフマニノフの自作自演ピアノで、ピアノ協奏曲全集+パガニーニ狂詩曲。 試聴♪できます。
パガニーニの主題による狂詩曲 の楽譜。2台ピアノ版。 ピアノソロパート + オケパートをピアノソロにアレンジしたもので、普段のピアノ練習では、こーゆーのを使います。 誰かにオケ部分の伴奏を弾いてもらいます。


おまけ:プロコ様のピアノを聞いてみたい人は、プロコフィエフ自作自演CD ピアノ篇 で。
記事中、プロコ様がラフマニノフに対して暴言吐いてますが(笑)、ピアニストとしてのラフマニノフは、非常に高く評価していたことを付け加えておきます。


posted by ドルチェせんせ at 00:46| Comment(8) | TrackBack(0) | のだめカンタービレ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
グールドの1955年録音の「ゴルトベルク」を、最新技術で「再創造」したというCDを聴きましたが、ラフマニノフも「再創造」してくれないものでしょうか。
http://www.hmv.co.jp/news/article/702070068
(さすがに鼻歌や椅子ギシギシは入ってないので、グールドらしくない。。。)

「ゴルトベルク」と違い、「パガ狂」だとオーケストラの共演がいるので、その点手間がかかりますけどね…

それと、ストコフスキー&フィラデルフィアOといえば、最近、ディズニーの「ファンタジア」の「完全版」を見ましたよ。彼とオケがシルエットで登場します。ストコフスキーといえば、タクトを持たない指揮で有名だけど、もちろんそのシルエットも「手ぶら」です。私も月並みながら、ミッキー出演のデュカス作曲「魔法使いの弟子」が一番好きです。
Posted by tn at 2007年07月09日 07:40
パガニーニもラフマニノフも、病気のせいで超絶技巧が可能だった、と思えば、普通の人(もちろん私も含め)にも納得できるような気がする。。。
本当に悪魔が憑いていそうだもの。^_^;
ラフマニノフ in のだめ は、クラシックを全く知らない友達にもウケがよかったから、やっぱり何か惹きつけるものがあるんだろうなぁ。
ドラマの、千秋とのだめの練習室シーンが気に入って、そこから入ったらしい。
「引きずり込んじゃえ委員会」けっこう成果がでるかも(笑)
Posted by Haru at 2007年07月09日 18:01
作曲者がvar'から始めようが、いきなりCODAから始めようと、それは自由なのですが、
この曲、何度聴いても、初めて聴いた人は冒頭部分で
「アレま!のっけからソリストさまが落ッコッチまったよ」あるいは
「これはマイナスワン・ディスクを買っちゃったかな?」とヒヤヒヤするに違いないと、
おかしくなり、ラフマニノフ流「ツカミ」の巧みさ・凝り方に感心します。

その昔、日曜映画劇場のクロージングテーマにvar'18のTutti部分が使われていたことがあり
多くの人に「あれは、なんていう曲?」と訊ねられましたから、親切に「あれはラチャパガ」
と教えてさし上げました。が、「聴いてみたけど違う曲だ」と、たびたび文句を言われました。
出だしの禍々しさに「ギョッ」としながらも5分位は我慢して聴いてはみるらしいのですが、
あのvar'18の甘美なイメージには、どうにも結びつかず早急に「ちがう!」と決めつけたようです。
「音楽は最後まで聴きましょう」つ〜の!
Posted by PINK MOZART. at 2007年07月09日 19:46
tnさん
グールドの鼻歌がないと、やっぱ淋しいだろーなー(笑)。
変な雑音出すのとか、変な顔して弾く人とか(爆)、演奏家が自ら音楽ぶち壊すのはどうかと思いながらも、グールドだと許したくなっちゃうんですよねぇ。
すっかり音楽の一部になっちゃってるあたりが、超越してる(笑)。
ファンタジア完全版なんてのがあるんですね。
ラフマニノフのPコン自演も曲目に入れといてくれれば、えらい図体でかいシルエットで話題になれたかもしれないのに。残念。
「魔法使いの弟子」、普通にCD聴くだけでも、ほうきくんたちの幻影がちらついて。
あぁ、ディズニーランド行きたくなってきた。でも、今は暑いからヤダな。
Posted by ドルチェ at 2007年07月10日 02:42
Haruさん
悪魔憑き疑惑が出るほどのすっごい演奏、一度でいいからしてみたいものだわ(笑)。
ラフマニノフのPコンは、私の周りでも、クラシック、眠い、たるい、ださい、と嫌ってた子が、意外やお気に召したようで。
なんだかんだ、一般大衆ウケがいいのは、よいことです!
クラシックもいろいろで、聴いてみたらイヤじゃないのもあるっての、広まるきっかけになるといいなぁ。
がんばれ、ラフマニノフ。 クラシック親善大使にしてあげようかしら!?
Posted by ドルチェ at 2007年07月10日 02:50
PINK MOZART. さん
序奏に続き、いきなりカラオケ状態っすかぁ!
ラフマニノフさんも、いろいろ頑張って凝っているんですよねー(笑)。
第18変奏の甘美さに心奪われるタイプだと、全体的にはイヤな部分が多いのかなぁ?違う曲のように。
「5分くらいは我慢して聴いてみる」ってのに、笑ってしまいました。
その方々に、プロコ様のスキタイ組曲とか聴かせたら、やっぱ発狂するだろうか?(爆)
私は、18変奏すっ飛ばして聴くような暴挙に出ることも(汗)。なので、悪趣味感漂う派手さ騒々しさ、好きなんですけどもねぇ。ラフマニノフとしては、かなりいけてる。
パガ狂で最高にしびれるのは、第10変奏、怒りの日変奏曲? やっぱ趣味、変?
Posted by ドルチェ at 2007年07月10日 02:57
のだめドラマのスペシャルが決定しましたよー。(もうご存知かな?少し前の情報なので。)
パリ編です!!2夜連続新春スペシャルですって。
どの辺りの話なんだろう?どこがクライマックス??と勝手に妄想してるところです(笑)
お正月の楽しみができました♪

あ、それから、こちらに書くのもなんですけど・・・
別ブログを作ったのでよかったら遊びにきてください。このコメントのリンクURLに貼りました。
Posted by Haru at 2007年07月16日 14:42
Haruさん
のだめスペシャルのウホウホ情報ありがとーございますー。
情報に疎い私は、知らなかったの。教えてくれてほんとにさんきゅです♪
ちゃっかりこのネタをいただいて、さぼり中のブログの更新でもするかな(爆)。
パリ編ってことは、続編なわけで、みなの願いが届いたってことですね! うれぴい。
どんな曲が登場してくるのか、わくわくです。
おおお! ブログ増えたのですか? イタリア?
Haruさんのサイトなら大歓迎ですよ〜。 コメント欄でも、どんどん宣伝してってください。 うちじゃ大した集客にもならないけど(笑)。  遊びに行きますねー。
あ、そうそう。来週からは、いよいよリスト特集です。BS2のぴあのピア。
Haruさんの好きな曲は、登場するかな?
Posted by ドルチェ at 2007年07月18日 01:53
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