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2007年06月12日

マラドーナピアノコンクール・のだめアニメ

のだめカンタービレ第20話アニメ版は、マラドーナピアノコンクール。
練習と入り混じり、第1次予選のシューベルトのソナタ、第2次予選のショパンのエチュードと、リストの鬼火、第3次予選のドビュッシーの喜びの島、いっきょに放映されちゃいました。
第2次予選で弾く設定になってた バッハの平均律は、練習風景でのみ聴けます。
むむむ・・・。
こんなにあっけなく たくさんのピアノ曲を流されてしまうとは予想外・・・。
のだめアニメは 全23回、あとちょっとだから 駆け足放映も仕方ないかな。 残念だわ〜。


マラドーナピアノコンクール のだめの課題曲 アニメ登場ぶん

☆第1次予選曲
シューベルト作曲 ピアノソナタ第16番 イ短調 (第1楽章だけを放映)
ドラマ版での対応記事:シューベルトのソナタと おなら体操(のだめ曲)

☆第2次予選曲
J.S.バッハ作曲 平均律クラヴィーア曲集 第2巻より第16番 ト短調 BWV885
ハリセンのレッスンで、フーガの最初の方少しだけ のだめが弾いてくれます。 途中からのボロボロぶりが強烈。
R☆Sオケ追加公演終了後、千秋の生着替えにゴックン、危ないヴァイオリニスト高橋くんの衝撃発言 「いいから早く脱げよ!」 の後、のだめのピアノが聞こえてきて、練習風景になります。

前回、リストの超絶技巧練習曲が、この バッハの平均律クラヴィーア曲集を意識して すべての長調短調を使っての全48曲で計画してたっぽい、って話を書きました。
バッハの平均律のほうは、ハ長調 → ハ短調 → 嬰ハ長調 → 嬰ハ短調 → ニ長調・・・と 半音ずつ上がっていく順番で、1オクターヴ内12箇所の鍵盤から始まる長調と短調 24の調性を網羅。
それぞれ 前奏曲とフーガのセット24曲×2種類の曲集=48曲あります。
ベートーヴェンのピアノソナタを新約聖書、バッハの平均律クラヴィーア曲集を旧約聖書に例えたのは、リストの高名な弟子で ピアニストで指揮者だったハンス・フォン・ビューローさん。
リストの娘婿でもあり、後にワーグナーにその奥さん盗られちゃう 憐れなビューローさんは、現在も語り継がれる数々の名言を残してて、うちのブログにも結構登場してます。
ベトベンのソナタも、バッハの平均律も、ピアノ学習者には必須アイテムなのでーす。

バッハ 平均律クラヴィーア曲集第2巻を 試聴♪
1曲に対して、前奏曲とフーガ、それぞれ試聴できるから、これにしよう。 グルダの演奏。第2巻全曲版。  Bach: The Well-Tempered Clavier, Book 2
試聴用サンプル ディスク2の6が、のだめが弾いた 第2巻第16番のフーガです。

バッハ平均律おすすめCD 第1巻+第2巻 全48曲 4枚組み
  バッハ:平均律クラヴィーア曲集 全曲 リヒテルの演奏。

バッハ平均律クラヴィーア曲集 おすすめ楽譜 (のだめ使用曲の第2巻です)
  ウィーン原典版:ウィーン原典版51 バッハ/平均律クラヴィーア曲集(2)
ピアニストなどの解釈の入った 解釈版を使う場合でも、原典版には 目を通しておいた方が良いでしょう。
音大では、やっぱ ヘンレ原典版、優勢かな。 その後を、ウィーン原典版(音友)、そしてベーレンライター原典版(全音) あたりが追う感じ?
学者チックなヘンレ版に、実用向きウィーン原典版 などと言われます。
新しめの原典版と 解釈版、2種類以上持ってるパターンが多いかと思います。
  楽譜の版の選び方。 それぞれの楽譜の特色などについては、ドルチェの必殺虎の巻本、ピアノ・レパートリー事典 で調べてみるとよろし。
全音のクロール版なんかは 安いけど、旧バッハ全集による 古い原典版です。 その後の研究で修正されてる部分があったりするってこと。


ショパン作曲 練習曲Op.10-4 嬰ハ短調
ショパンのエチュードについて、試聴♪は、
明治 ショパン第5番 チョコレート、本当は12番 の記事で。 ポリーニのピアノ演奏で試聴♪
コンクール本番シーンでは、いつものように曲名紹介画像も出ましたが、「エチュード第4番」 だと混乱するので作品番号で探してみてね。
ショパンの練習曲は、作品10と 作品25があるので、10ー4 (じゅうのよん) とか、25の4とかゆー言い方をします。
ピアノ専攻の音大生なら、数字ですぐにわかるのが普通、のだめちゃんでさえ、課題曲表の作品番号見たみただけで 「たぶん覚えてると思います」 って弾いてくれたものね。

リスト作曲 超絶技巧練習曲 第5番 「鬼火」 変ロ長調
「鬼火」 についての話、試聴♪は、
超絶技巧練習曲・鬼火+シューベルト(のだめコンクール曲) の記事で。


音楽大学をピアノ専攻で受験する場合、ピアノの実技試験課題曲は、練習曲+バッハ+曲 の3種類指定の学校が多いかな?
バッハの平均律クラヴィーア曲集は、音大付属高校の試験にも出るし、必ずお勉強します。

音大受験ピアノ科 課題曲の一例
1.練習曲  ショパン、チェルニー50番、60番、モシェレス、モシュコフスキー、クレメンティあたり。
2.バッハ 平均律クラヴィーア曲集。
3.曲  ベートーヴェンのピアノソナタ もしくは、自由曲など。

課題曲は、それぞれのジャンルから、番号きっちり指定だったり、数曲の中から選べるようになってたり、曲集全部の中から自由に選んで良かったり、大学によっていろいろ。
練習曲はショパンじゃないものを使える大学も多いけど、『ショパンのエチュードを すでに数曲学習できてる状態』 ってのがピアノ専攻での音大受験の目安として、よく言われます。
CDの如く ぶらぼー! うほー!な演奏でなくても、『学習してる』 だから大丈夫なのよん(爆)。
ちなみに、そのへんの私大の場合です。芸大は別格。 芸大付属高の子たち、もしくは芸高目指してる子達とレッスン前後しちゃって、すっごいショパンのエチュード弾かれると おねーさん立場ない。。。
リストの超絶は、鬼火より もっととっつきやすいのだったら、受験の課題曲に入ってるの見たことありますが、練習曲ではなく曲としてだったかな。
 

☆第3次予選
ドビュッシー作曲 喜びの島
恋しちゃってルンルン、曲について、試聴♪は、喜びの島 他、のだめのコンクール曲 の記事で。

のだめの勘違い:パトロンのナデジダからもらった年金で買った別荘で書いた晩年の曲・・・に対して、ハリセンの奥さんが、それ違う作曲家じゃないかしら〜って言ってたでしょ?
高額な年金をもらってたのは、チャイコフスキーさんなのでした。
ナデジダ・フォン・メック夫人は、チャイコフスキーのパトロン。 大金持ちの未亡人。 モスクワ音楽院で先生してた給料の倍に当たる 6000ルーブルもの年金を13年間援助してくれましたとさ。
ナジェージタ・フォン・メック夫人、ナデイダ、ナジェージダだったり、本によっていろいろ、カタカナにするのって難しいのね。
チャイコフスキーとフォン・メック夫人は、実際には会わないでおこうということで、1000通を越す文通だけ。
このフォン・メック夫人ちのピアノ奏者として雇われて、イタリアやロシアへのバカンス旅行に同行、ピアノを弾いたり、お嬢様の歌の伴奏をしたり、子供たちにピアノを教えたりしてたのが、まだパリ音楽院の学生だった10代のドビュッシー
ナデジダさんのお嬢さんジュリアに、恋心を抱いたことがあったとか ないとか。
ドビュッシーは 学費を得るため、音楽院の教授の紹介でこの仕事にありついたそうです。
貧乏なめつくしながらも、すっごい貴族趣味だったドビュッシーには、嬉しい生活だったかも。
フォン・メック夫人からチャイコフスキーへの手紙にも、ドビュッシーくんの話が出てきます。
結構気に入られてたみたいで、あの子が帰ってしまうのが残念、心のやさしい子だった などなど。


次回は、いよいよマラドーナピアノコンクールの本選。
よかったら、ドラマ版での対応記事で 予習しておいてね!
  のだめコンクール本選曲(悠人くんの曲も) ペトルーシュカと シューマンのソナタ。
  のだめのコンクール曲と 第9話初登場曲




posted by ドルチェせんせ at 03:18| Comment(4) | TrackBack(0) | のだめカンタービレ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そうでした、そうでした!
わたしの音大附属高校の入試もチェルニー50から、とベートヴェンの任意のソナタ1曲
(一番人気はヴァルトシュタイン)と平均率10番でした。
フーガの方は「2声でラッキー!」と、一時は喜んだものの、これがなかなかの曲者で
(あたしゃ、ピアノ科じゃあ〜りませんが)予備校行くと、みんな休みにコレ弾くんで耳タコでした。
今でも10番は特別な感情抜きでは聴けません。
これ、ウン十年前のお話なのに、今も入試の課題曲は「相変わらず」なのですね。

ミソシミ#レミレミ#ドモドミシミ#レミ・・・
あ〜 懐かしや!
Posted by PINK MOZART. at 2007年06月13日 01:14
音大受験の課題曲3種は納得の組み合わせです〜。やっぱり平均律は入るんですね。(←苦手)受験するわけじゃないけど(^^ゞ
のだめアニメ、次回の本選でもたくさんのピアノ曲が登場しますねー♪
マンガ本を見ながら予習・・・第三次の続きで、悠人くんのスカルボ、
本選で、ハリセンのもう一人の弟子 坪井くんの熱情、
あとは、のだめちゃんのモーツァルトソナタが楽しみです。
23回で終わり・・・ってことは、パリ編はナシ。残念〜見たかった!
Posted by Haru at 2007年06月13日 15:46
PINK MOZART.さん
おぉ、音高組、お仲間〜!!
ほんとに課題曲って、長いこと、基本ラインは同じ感じなんですね。
って、私もごく最近の受験者ってほどでもないんですけども(爆)。
平均律では唯一の2声のフーガですね。2声って書いてくれたおかげで、すぐ浮かびました。
ショパンのエチュードと違って、こっちは番号でパッと浮かばず、楽譜確認しないとわからない曲、実は私、結構あるの(汗)。
試験で使った曲って、やっぱ思い出に残ります。うんうん。
先日、そちらにコメント残したかったのですが、どうしてもエラーになってしまって、トラバ返しだけさせていただいております。
絶妙なタイミングのにゃんこ声に、ぶらぼー!爆笑でしたのよん。
やっと言えて良かった。
Posted by ドルチェ at 2007年06月14日 02:02
Haruさん
音大付属中、高から、バッハの試験は常にあって、ずっとこーゆー3点セットみたいなとこあるかな。
インベンション→シンフォニア→フランス組曲→イギリス組曲→平均律や、パルティータって感じに、試験にしつこく出てくるから、キライな人は辛かったみたい(笑)。
のだめのコンクールも、いよいよ本選。
残り回数も少なくなってきたし、また、駆け足で放映されちゃうのかなぁ。 う〜ん、もったいない!
でも、今度こそ、スカルボ期待できそう? そっか〜、のだめが弾くんじゃないのね。
パリ編、ぜひドラマの続編でやってほしいです!!
やっぱどうしてもドラマが恋しくて。俳優さんたち魅力的だったから、絶対配役も変えずにやってほしー。
Posted by ドルチェ at 2007年06月14日 02:14
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