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2007年03月11日

アレグロバルバロ、ツィガーヌ、のだめアニメ第9話登場曲

のだめカンタービレLesson9アニメ版は、ニナルッツ音楽祭。 ドラマには出てこなかったシーン。
ピアノ曲では、バルトークの 「アレグロ・バルバロ」 が使われるってんで、楽しみにしてたんですが。
うー、もうちょっと長く演奏シーンやってほしかったなぁ。
短い放映時間に ずいぶん詰め込んであったので、まぁ しょうがないか。
もう見ちゃった人は 試聴♪と共に振り返り、これから放映地区の方は 予習してみてね!

・第9話のメイン曲は、ドボルザークの交響曲第5番
・ニナ・ルッツ先生のピアノクラスの課題曲は、バルトーク作曲 「アレグロ・バルバロ」
・ヴァイオリンのマスタークラスの課題曲は、ラヴェル作曲 「ツィガーヌ」
こっちは ほんのちょっと、もう涙がちょちょ切れるほど ちょこっとだけ、峰くんが弾いてくれます。
「おぉ、ツィガーヌだ!」 うひょ〜! と喜び叫んだとたんに、終了。。。
バカ、バカぁ、こんなおもしろい曲、これっぽっちしか流さないなんて〜!!!
ツィガーヌとは、フランス語でジプシーのこと。
超絶技巧系 ハンガリーのジプシー音楽。ハンガリアンラプソディー。 バイオリンのいろんな技法で楽しませてもらえます、へんてこな音色とかも。
最後に向けての熱狂振りも いかしてて、ぶらぼー! って叫びたくなっちゃう。

その他、BGMも お楽しみがいろいろ。
・千秋さまが、ニナ・ルッツ音楽祭の説明をしてくれてるバックで、ベートーヴェンの交響曲第7番 第4楽章。
・パーティーの時のBGMは、モーツァルトのピアノソナタ第16番 ハ長調 K.545 第1楽章を 弦楽合奏版にアレンジしたヤツ。(旧モーツァルト全集だと第15番)
この弦楽バージョン、ドラマだったか、アニメだったか忘れたけど、前にもBGMで使われてたよね?
どーみそ しーどれ どー♪ ピアノ学習者にはおなじみの曲、ソナチネアルバムや ソナタアルバムにも収録されてる アレだ。
・そして、二日酔いミルヒーの 「ダメぽ・・」 では、毎度おなじみ、チャイコフスキーの 「こんぺいとうの精の踊り」 のポピュラーアレンジ版。


アレグロ・バルバロ (Sz.49) 1911年作曲
ベラ・バルトーク (1881.3.25 − 1945.9.26) ハンガリー → アメリカ

西洋音楽史の授業では、野蛮なピアノ曲の代表として、お約束のように登場します。(原始主義
高校の時も、大学の時も、授業中に音楽鑑賞させられました。
(私は よその音大に出ていってしまった裏切り者なので(爆)、系列違いの2校分の情報です)
19世紀末の (ドビュッシーなんかが活躍した頃だ) エキゾチックジャパンも含めて 異国情緒萌え! 東洋的な素材をとり入れる作曲家さんたち続出な時代を経て、さらに未開で原始的なもの、生命力を象徴するような強烈なリズムとかに惹かれていったのが、原始主義の音楽
異国趣味が高じたら、原始的で野蛮になっちゃったのね。
この原始主義の作風の代表曲として登場するのが、ストラヴィンスキーの初期3大バレエ、「火の鳥」「ペトルーシュカ」「春の祭典」
のだめが、コンクールで弾くことになる 「ペトルーシュカ」 だよ!
授業では 「春の祭典」 を鑑賞、研究させられるのが一般的かと思います。 オーケストラの曲。
んでもって、原始主義ピアノ曲の代表として、「アレグロ・バルバロ」
アレグロ = 快速に。 バルバロ = 荒々しい。
3分くらいの短い曲ですので、気軽に聴けるかと。

のだめ原作マンガでは、ニナルッツ音楽祭で弾くの、バルトークの「組曲」になってるそうですが、「アレグロ・バルバロ」 の方が わかりやすいと思ったのかなぁ?
マンガのは、バルトーク作曲 「組曲」 Op.14(Sz.62) だと思います、たぶん。
こちらは 4楽章構成、全部弾いても10分くらい。
第1楽章から第3楽章まで 徐々にスピードを増し、第4楽章で ズドーンと速度を落とすような作りなので、もしテレビで使うなら、第3楽章あたりが かっこ良かったかな?
のだめちゃん、速弾き好きみたいだし(笑)。


さぁ、試聴♪してみてね。
バルトーク アレグロ・バルバロ を試聴♪ 組曲 も試聴♪
Kocsis Plays Bartok
 ←試聴リンク
試聴用サンプル1が、アレグロバルバロ。
8から11が、組曲。第1楽章から第4楽章まで順番に並んでます。
ハンガリーのゾルターン・コチシュのピアノで。

ラヴェル ツィガーヌ を試聴♪
Panorama: Virtuoso Violin

試聴用サンプル2−10が、ツィガーヌ。
ギル・シャハム & ゲルハルト・オピッツの ピアノ伴奏版みたいです。
とは言っても、出だし数分はバイオリンソロだけで、伴奏が入るのだいぶ後な曲なので、試聴じゃわかんないけど。
その他、のだめ登場曲だと、峰くんの再試験曲、ベートーベンのバイオリンソナタ「春」が、ディスク2−2から5。ギドン・クレーメル & マルタ・アルゲリッチ。
ディスク1ー1 「タイスの瞑想曲」、1−4 「愛の喜び」、1−5 「愛の悲しみ」、1−6 「美しきロスマリン」 は ドラマBGMで登場。

オーケストラ伴奏版ツィガーヌで試聴♪
Carmen-Fantasie

試聴用サンプル4がツィガーヌ。 試聴できるのは、ムターが弾くヴァイオリンソロの部分だけですが。
6〜10は、清良ソリストR☆Sオケで演奏することになる、サラサーテの 「カルメン幻想曲」 です。 5は、「タイスの瞑想曲」。
下の方に このCDの日本版を載せましたので、曲名の参考になさってください。

ラヴェル ツィガーヌをダウンロード & WMAでの試聴♪
Sarah ChangSarah Chang『Ravel: Tzigane, Rapsodie De Concert』


バルトークは、音楽学者としての功績も大きいです。 教育者としても、ピアニストとしてもですが。
のだめドラマ版のBGMでも登場した コダーイさんと共に、でっかい録音機材をかついで農村を回り、民謡の採取、論文を残したりしています。
ハンガリーのみならず、ルーマニア、スロヴァキア、アフリカの方まで研究に行っちゃったようで。
それまで ハンガリーの音楽 = よそから流れてきたジプシーの音楽 みたいになってたのを、本来のハンガリー民謡、農民の伝承音楽を研究して広めた人。
ラヴェルの 「ツィガーヌ」 もそうだけど、ブラームスの 「ハンガリア舞曲」 とか、リストの 「ハンガリアラプソディー(狂詩曲)」 とか、ジプシー音楽でのハンガリーのイメージ強かったもんね。
ハンガリア舞曲と ブラームス交響曲第1番(のだめ曲) の記事もよろしく。試聴♪できます。)
バルトークさんの音楽は 民謡っぽい響きが強すぎて、私としては ちと馴染めない部分もあるのですが。 でも 野蛮な曲ってのは、好き〜♪

ドヴォルザークの交響曲第5番については、うちにもCDないしー、知らないから書けましぇん。
試聴♪だけ探してみた→ Dvorák: Symphonies Nos. 5 & 7
かわりに、ブラームスとドヴォルザークの絡みのお話でも、お楽しみください。
のだめカンタービレ第7話☆感想文 の記事で。 バルトークと共にハンガリーの民謡研究をした コダーイさんの曲も 試聴♪できます。

さて、次回は、のだめマングース学園祭っぽい。
ガーシュウィン ラプソディ・イン・ブルー については、
のだめ登場曲をピアノソロで と、ラフマニノフの自作自演を試聴 (のだめ曲) の記事あたり。


おすすめCD & アレグロバルバロの楽譜

   

左から:
*「アレグロ・バルバロ」、「組曲」入り、バルトークピアノ作品集CD。
*バルトーク 「アレグロ・バルバロ」「組曲」 収録楽譜。
*オケ伴奏版ツィガーヌの試聴でご紹介したCDの日本版みたいです。
*ドボルザークの交響曲 第5番、7番、8番、9番。2枚組。




posted by ドルチェせんせ at 23:37| Comment(7) | TrackBack(0) | のだめカンタービレ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今日の東京新聞に、視覚障害のピアニスト根岸弥生さんの記事が載っています。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/thatu/20070314/mng_____thatu___000.shtml

彼女、Jorg Demusに誘われてウィーンに行ったらしい、すごい。うちで彼のCD探したら、フィッシャー・ディースカウのリート「美しき水車小屋の娘」「詩人の恋」の伴奏してるのを持ってました。もちろん、ソロの演奏もたくさんされています。
Posted by tn at 2007年03月14日 08:56
tnさん
oのウムラウトつけられないと、一瞬、誰じゃ?状態になるもんですね。イェルク・デームスさん。
タダ券もらったかなんかで、生デムス聴いたことありますです。 ユーモアも交えたステージ上での彼は、とても魅力的な人物に思えました。心暖かそうなおじーちゃんって感じで、高感度アップ。
後進の指導にも力を注がれているのですね。 
ブラームスフリューゲル(ブラームス本人も実際に弾いたことがある、昔のピアノ)とスタインウェイによる、ブラームス小品弾き比べ2枚組CDってそそる企画をやってくれてます、デムスさん。
つい、ヨハネスくんピアノの方ばかり聴いちゃって〜♪
Posted by ドルチェ at 2007年03月16日 08:51
「のだめ」10話見ました(ちょっとネタバレあり)。

10話のハイライトはやはり「ラプソディ・イン・ブルー」でした。期待のラフマニノフp.con2は、来週に回るのか、それともあれでオシマイか…

「ラプソディ」は、ドラマのほうと少し曲の構成が違っていました。多分どちらも「のだめオケ」なので演奏自体は同じで、カット部分が異なるのでしょう。

あの曲の場合、カデンツァというべきかアド・リブというべきか知りませんが(笑)、ドラマになかったピアニカの即興部分もありましたね。

今さらですが、何でのだめは「ピアニカ」なんだろう?千秋のようにピアノを弾いたらいいのに?と、アニメ視聴後、バーンスタインのP弾き振りの全曲演奏を聞きながらそう思いました。
Posted by tn at 2007年03月18日 18:48
それと、今年のゴールデンウィークの「熱狂の日」のタイムテーブルが発表されています。

こちら

http://www.t-i-forum.co.jp/lfj/timetable/index.html

これをざっと見た感想は、次の一言につきます。

「客入るんだろうか?」
Posted by tn at 2007年03月18日 18:55
tnさん
ラプソディ・イン・ブルーよりも、ラフマニノフのPコン2のが、のだめドラマで初めて曲聴いた人たちにはうけが良かったみたいだし、あの本番シーンをカットすることはまずないだろうと安心しきってますが、どうなることやら。
ピアニカにゆずってしまい、冒頭のクラリネットずり上げ演奏が聴けないのは、やっぱ痛手だと思います。あれがあるから初っぱなからときめくのにぃ。鍵盤の17連符じゃ、わくわく半減。
それに、オケの響きに溶け合わないピアノと違って、ピアニカの音色だと埋もれますね。
やっぱ、マングース着てピアノ弾いてほしかったな(笑)。
あ、うちにもあるよ〜、バーンスタインの弾き振り。
「熱狂の日」は、今見る時間ないんで細かくはわかんないけど、とりあげる作曲家陣からして、クラシックオタクだけの祭典になりそうな気が。
もっと一般うけが良さそうな企画はなかったんでしょうかねぇ。
Posted by ドルチェ at 2007年03月19日 01:14
遅ればせながら、ようやくニナルッツ音楽祭に追いつきました!(マンガと同じなんですけど、いちおーテレビも見ておこうかと)
沙悟浄でましたねー!他のメンバーも早く登場してほしいなぁ。
くろきんは、マンガでもドラマのイメージ通りですよ。逆か?マンガのイメージ通りのキャスティングでした。あと、マンガでは「バルトーク組曲」と紹介されてました。テレビでの演奏シーンを期待してたんですけど、これメインじゃなかったですねー。毎回展開が早すぎて、じっくり聴けないのが残念!
Posted by Haruka at 2007年03月22日 14:12
Harukaさん
マンガの情報ありがとぉ。
アニメの登場人物たちがみんな似たような顔に見えちゃって、沙悟浄みたいに個性的だとわかりやすくていいわ。
バルトーク期待してただけに、あまりのあっけなさに呆然でした(笑)。
ツィガーヌでぶち切れた後だったんで、よけいに。
バルトークの「組曲」、ピアノ曲ならこれを指すんですが、私としてはバルバロよりいけてる曲だと思うので、変えられちゃって残念だわ〜。
ほんと、どんどん話が進んでいっちゃいますね。話についてくだけでも大変で、音楽どころじゃないかも。
戦略的においしいラフマニノフ終わったら、私もまた録画ためそ・・・
Posted by ドルチェ at 2007年03月24日 03:04
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