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2007年02月09日

朝日新聞ジャーナリスト宣言CM曲も ドビュッシー

前回の、「月の光」 が使われてるCMに引き続き、ドビュッシーのピアノ曲が使われてるCMのご紹介です。 こちらも 原曲のピアノ版

朝日新聞社の ジャーナリスト宣言のCM曲は、
  クロード・アシル・ドビュッシー (1862.8.22 − 1918.3.25) フランス
  「ピアノのために」 より、第2曲目 「サラバンド」 1894-1901年作曲 1901年出版
  (サラバンドだけは、1896年に雑誌に掲載されたのが初版。全曲出版は1901年)

ドビュッシーの 「ピアノのために」 は、超名曲だと思うのよ〜 揺れるハート

朝日新聞ジャーナリスト宣言は、前作の 言葉はどうこう・・・言ってたCMの時も、モーツァルトの 「アヴェ・ヴェルム・コルプス」 だったので、クラシック続きですね。 今後も期待できるかな?

CMの動画は見つけられなかったのですが、企業のサイトを見るとイメージが蘇ってくるでしょうか?
曲は試聴♪できるように、後ほどリンクはりますね。
  朝日新聞社 → http://www.asahi.com/information/release/sengen.html
  「ジャーナリスト宣言、第3弾」 の記事より引用↓
テレビCM「戦争難民編」では、日本の平和な風景の中に、戦争や難民のニュース映像を合成で組み合わせました。電車の中や駅のホームにいる、紛争や戦争で傷ついた子供を抱える母親、校舎の窓の向こうで上がる炎や黒煙、銃声といったショッキングな映像が盛り込まれていますが、静かな音楽と対比して心に響くと思います。
とのことです。
静かで荘重な雰囲気を持つ サラバンド(Sarabande)
サラバンドとは、スペイン起源のすり足舞踏で、ゆっくりの3拍子。 17世紀ごろに ヨーロッパで流行した舞曲です。
もともとは、カスタネットを持って 騒がしく速いテンポで踊られていたのが、宮廷に入ってゆっくりの舞曲へと変化していったと考えられています。
なので、貴族っぽく優雅に、荘重に、そして静かなる情熱を秘めた感じで弾け! などと教わりましたが。 同じ3拍子系でも、メヌエットより厳粛でゆっくりした感じ。
バッハの組曲なんかを見ると、サラバンドは 基本構成で入ってます。

サラバンドの基本リズムは、最初のフレーズの2拍目が強調されて、長い音符が置かれる場合も多いです。
今回のCM曲の、ドビュッシーのサラバンドだと、
   ♪ ファ♯ー ラー シラファ♯ | ミソ♯ ソ♯ーー |
ラー を広がりを持った音で 響かせるようなイメージでしょうか。

「月の光」 他3曲でまとめられている 「ベルガマスク組曲」 のように、こちらも組曲になってます。
古いオルガンやクラブサンの音楽を意識したような、古典組曲。 で 斬新な響きと、新しいピアノ技法を追求する、と。
今回の 「ピアノのために」 は3曲構成。
  1 前奏曲  2 サラバンド  3 トッカータ

「サラバンド」 だけは、1896年に雑誌で 「ルーブルの思い出」 として発表された曲らしく、他の2曲より早い時期の作ですが、「前奏曲」 と 「トッカータ」 は もっと後。
「ベルガマスク組曲」や、「アラベスク」、「夢」 など、ドビュッシーで ポピュラークラシックのように使われる若い頃の曲とは、ちと雰囲気が違います。
個性が まだ開花しきってないような曲の方が BGMじゃ人気なのがなんとも・・・
「ピアノのために」 が発表された1901年からというか、「ピアノのために」 からを、ドビュッシー中期のピアノ作品として分けて考えるのが 一般的かと思います。
「ベルガマスク」 と 「ピアノのために」 では、だいぶ温度差が・・・

サラバンドはともかく!? (いえ、とても美しいんですけど・・・) この1曲目と3曲目、すごい好きでさぁ、ドビュッシーなら、この 「ピアノのために」 が一番いけてるんじゃないか? と思うくらい、お気に入り 揺れるハート だったんですよねー。
だから、絶対便乗して紹介しなきゃと(笑)。
1曲目の 「前奏曲」 では、鍵盤の上をほうきで掃くみたいなの、グリッサンドと言って 指先でベロ〜ンとはらうような奏法が いっぱい出てきまして。
そのベロ〜ン ベロ〜ンへの憧れと、ちとキチガイっぽい響きにノックアウト、早く こーゆーのが届く手の大きさになるのが 待ち遠しくてしょうがなかったのです。
3曲目の 「トッカータ」 も、マジかっこいいですー。 マジしびれます。
のだめがコンクールで弾いてた 「喜びの島」(1904年作) みたいなのがイヤじゃなければ、こっちも大丈夫だと思うんだけど、いかがでしょうか?
結構好き嫌い分かれるような気がします。 いろいろ 試聴♪ してみてね!

ドビュッシー ピアノのために を試聴♪
  Debussy: Piano Works
  ← ここから試聴できます

ディスク2の13〜15が 「ピアノのために」。14が CM曲 「サラバンド」。 冒頭部分が聴けます。
19は のだめの 「喜びの島」。 20はBGMによく使われる「夢」。 8が「亜麻色の髪の乙女」
ディスク1の1〜4が 「ベルガマスク組曲」「月の光」 は3です。 17の「アラベスク第1番」 もBGMによく登場。 この辺がお茶の間では 有名どころでしょうか?


ドビュッシー ピアノのために おすすめCD 楽譜

     

左から:
*「ピアノのために」「喜びの島」「月の光」など、名曲揃い。ドビュッシーピアノ曲鑑賞入門にいかが?
*試聴用でご紹介したCDの日本語版みたいです。
*独学者は特に、親切すぎる解釈版の方がラクだと思います。
*有名曲揃いのお買い得楽譜。

喜びの島や、楽譜の選び方なんかについては、喜びの島 他、のだめのコンクール曲 の記事も読んでみてくださいね。




posted by ドルチェせんせ at 09:36| Comment(14) | TrackBack(0) | あの曲は何? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
その朝日の「ジャーナリスト宣言」CMは、記事盗用事件のために、放映自粛だそうです…

私もそのCMを見られなかったので残念。試聴はしまーす。
Posted by tn at 2007年02月09日 11:50
「ルーブルの思い出」ですか…そんな素敵なニックネームがあったとは知りませなんだ! さてさて、どんな思い出なんだか(笑)

今回紹介されてる第3弾は放映自粛なんでありますか…私も見れなかったもので、残念です〜
Posted by sumito96 at 2007年02月10日 22:23
tnさん
がびょ〜ん・・・ せっかく「ピアノのために」を広められるチャンスだったのに、ショックですぅ。
CMでは、サラバンドの最初から、試聴できる部分が流れていました。
前後のプレリュードとトッカータも(を)よろしく〜♪
Posted by ドルチェ at 2007年02月11日 07:45
sumito96さん
ルーブル美術館の、スペインの絵の印象がどうたらこうたらって、うちのドビ曲解説本には書いてありました。
最初、お金のことなのかと、私は思いましたが(笑)。
ルーブル・・・は、「忘れられた映像(Images Oubliees)」って曲集に入ってるようなので、今度立ち読みしてみようと思います。
なんせ、2曲目すっとばして、1、3だけ弾くような性格なもんで、あんまよく知らないのだ。
Posted by ドルチェ at 2007年02月11日 07:49
うーんと、CMがなかなか思い浮かびません^^;
と思ったら、放映自粛してたんですか・・・残念。
クラシックとは関係ないかもしれませんが、私はドラマ曲などが好きです。
華麗なる一族のテーマ曲とか気になってます…
Posted by きょろ文 at 2007年02月11日 21:14
Yahoo!ニュースでこんな記事を見つけました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070210-00000036-kyt-l26

ご存知でしたぁ〜?
Posted by tn at 2007年02月12日 09:18
きょろ文さん
「華麗なる一族」残念ながら見ていないのです・・・
視聴率1位だっけ?人気ドラマみたいですね。キムタク効果なのかしら?
そっか〜、音楽も良いのね!
今クールは、篠原涼子ちゃんの「ハケンの品格」くらいかなぁ、楽しみに見てるの。
ドラマは録画で見ることが多いので、ついテーマ曲すっ飛ばして時短、曲わかんなくなっちゃいます。
CMもすっ飛ばしたいんですが、ここでのネタ探しに、せっかちな心を抑えて見てたりします。早回ししながら(笑)。
Posted by ドルチェ at 2007年02月13日 01:50
tnさん
ドルチェ絡みの名前発見報告してたら、もうきりがないほどたくさんありますね。
みんな、安易に命名しすぎよー(笑)。

Posted by ドルチェ at 2007年02月13日 01:54
おはよう〜ドルチェさん
おフランス物が苦手な あるまんどです。
この曲、前奏曲は試聴を聞いて、思い出しました。やったような気がする・・・
でも、サラバンドとトッカータに至っては、し、知らない(汗)
トッカータは聞いたことあったっけな〜CDはどこ?と言う感じ(ボケか?)

前奏曲は、冬に弾きたくないです。
手荒れで指先が痛いのに、
こんなの練習したら、血だらけだわ。

ドルチェさんは、ドビがお得意?
Posted by あるまんど at 2007年02月13日 08:44
あるまんどさん
私も、フランスもの、基本的にはイヤなんですけどね。
もっと、はっきりくっきり暑苦しくエネルギー放射レベルの高そうな曲のほうが好みだわ♪
ドビさんだと、数えるほどしか好きな曲ないわりに、これは異様に憧れた時代がありまして。トッカータも大好きなんですよー。
おフランスは滅多に手出ししないぶん、逆にドビ文献購入したりしたようで、研究したふり作戦ってヤツ?
乾燥する季節のひどい手荒れ、つらそうですね。
薬塗っちゃうとベタついて弾けないし、流血するのもねぇ、学生時代じゃあるまいし(笑)。 冬はお楽しみが減っちゃいますね。大変そう。
Posted by ドルチェ at 2007年02月15日 09:06
このCMは何度か見ました。
ものすごいインパクトに圧倒されて、曲は覚えてなかったりして(笑)
喜びの島が初めて聴いて好みだったので、これも好きになれるかなぁ。
3曲通しで聴いてみたいです。
ドビさんのピアノ曲は弾いたことない!ってずっと思ってたんですが、
一つ前のコメント(二つのアラベスクの話)を書きながら「弾いてるじゃん私」と思い出しました(^_^;)
けっこう思い違いで聴いてる曲とか、実際弾いてる曲ってあるのかも。。。
なーんて、全然関係ないですが思いました。(ただの健忘症?!)
Posted by Haruka at 2007年02月18日 01:23
Harukaさん
「喜びの島」が嫌いじゃなかったら、「ピアノのために」もいけてるかもよ〜。
私としては、ロマン派の延長線みたいなドビュッシーより、こーゆー方が楽しいです。 結構、派手に弾き映えするあたりも、ピアノ弾きの心をそそるかと思います。
趣味合うと嬉しいな♪ 素直に美しい曲より、へんてこびゅーてぃふるな面が見えないと、燃えなくって。 ドルチェ、変態度高し!? だから、プロコフィエフが様づけ(爆)。
健忘症、あります・・・ いっぱい。
なんだっけ、この曲?と思って楽譜見てみたら、レッスンしてもらってる形跡があって、びっくりしたり。
さらに弾いてみても、まだ思い出せなかったりして、重症ですわ。
Posted by ドルチェ at 2007年02月18日 10:15
レナード・バーンスタインさん。彼の作品をクラシックと呼べるのかどうかわかりませんが、ともかく、彼の代表作「ウエスト・サイド・ストーリー」の「サムホエア(Somewhere)」が、パナソニックの液晶TVのCMに使われています。私はほとんどTVは見ないんですけど、今朝偶然見てしまいました。

下のサイトによれば、男声コーラスグループの「イル・ディーヴォ」という人たちが歌ってるらしいです。

http://panasonic.jp/viera/gallery/lcd/index.html

「ウエスト・サイド」は舞台で初演されてから今年でちょうど50周年になるのだそうです。映画はその数年後。映画では「サムホエア」をナタリー・ウッドさんが歌っています(実は吹き替えだけど)
Posted by tn at 2007年02月18日 11:16
tnさん
わぁ、ビエラのCMってかわったんですね。
バーンスタインだとクラシック作曲家って感じはしないかなぁ。
本人は、指揮者より自分は作曲家だ!って意識が強かったって聞いたことありますけど、やっぱ指揮者のイメージも強すぎるし。
ミュージカル曲といえば、最近、「オーバー・ザ・レインボ−」が、ANAの旅割りのCMでかかってました。
うちで取り上げる予定はないですけどもね、どちらも。ジャンル違いってことで。
「イル・ディーヴォ」は、サッカーワールドカップの時に何かやってた人たちかな? なんとなく記憶に残ってるような(笑)。
クラシック発ポピュラーみたいな活躍の仕方、流行ってるんでしょうか。
Posted by ドルチェ at 2007年02月20日 02:35
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