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2006年10月20日

モーツァルト 2台のピアノのためのソナタ (のだめ曲)

のだめカンタービレ第1回目についての 第2弾です。
のだめと千秋が一緒に弾いた、モーツァルトの2台ピアノ用ソナタ

  ♪れー  らー  ふぁ♯〜〜みれ し♭  ズベッ。(←ほんとは、ら)
     千秋 「たった2小節で 間違えるなっ!」
     のだめ 「ぎゃぼーーー!!!」

のだめみたいに半音はずして ウケを狙う、おバカな学生が たくさん出没してることでしょう。
楽しいアホアホ音大生活〜♪

2台のピアノのためのソナタ K448 (375e) ニ長調 1781年作曲、11月23日初演。
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト  25歳。 ウィーンにて。
3楽章から成る曲ですが、のだめたちが弾いていたのは 1楽章

知人のアウルンハンマー家で行われる音楽会のために 急いで作曲。
お弟子さんだった この家のお嬢様と一緒に演奏して、演奏会は大成功だったと パパに報告する モーツァルトの手紙が残っています。
この ヨゼーファ・アウルンハンマー嬢のピアノの腕前は、モーツアルトも気に入っていたのか、彼女と合奏するために書いた曲が、他にも何曲かあるそうです。
かなり体格の良い方で、女性としては 珍しく興味を示さなかったらしいという話が、全音の楽譜に載ってましたが(笑)。

きらきらひかる おそらのほしよ♪ のメロディーを使った、『きらきら星変奏曲』 も、ほぼ同じ年に書かれた作品 と考えられています。(他の作曲年説もあり)
   詳しくは、 きらきら星変奏曲って、僕の曲のこと? で。

そして この翌年、かの有名な? モーツァルト作詞作曲スカトロソングシリーズ!? 『おれの尻をなめろ』 などが書かれています。
ドラマの中でも、モーツァルトはスカトロ話がどうたらこうたら、幼い千秋に ヴィエラ先生が語りかけるシーンがありましたね。
モーツアルトの おふざけな一面を見てもイヤじゃない人だけ、 モーツァルトの お下品な歌 を読んでみてください。
神童のイメージを崩したくない人は、絶対に見ないように。

さぁ、2台ピアノのソナタ の話に戻しましょう。
ドラマの中でも、「モーツァルトの生涯で2台ピアノの作品はこれ1曲だけ」 なんて話をしていましたが、厳密に言うと、「モーツアルト2台ピアノ用のソナタは1曲だけ」 ということです。
楽譜探しの必殺虎の巻本・ピアノレパートリー事典 には、2台ピアノ作品として、K426 の 『フーガ ハ長調』 1783年作 と、『ラルゲットとアレグロ 変ホ長調』 1781年作 ってのが載ってまして、ソナタは1曲だけど、その他に ほんの少しあるってこと。
ドラマで弾いてた KV448のソナタと一緒に、KV426のフーガ も収められてる楽譜が多く、のだめ達が使っていた ペータース版の楽譜でも、表紙に 『Sonate und Fuge』 と書いてあったと思いますが、この2曲、別の時期に書かれた 別の作品です。
『ラルゲットとアレグロ』 は、ずいぶん後で発見され1964年出版 とのことなので、 古い版の楽譜は 2曲入り。 2台ピアノ曲集として、3曲一緒に収められてる楽譜もあります。

2台ピアノ用のオリジナル作品は少ないですし、モーツァルトのこのソナタは、2台ピアノアンサンブル必修課題のように 使われてる感じがします。
私たちもアンサンブルの授業でやりましたよー。 1楽章だけでしたけれどもね。
門下生一同のコンサートで一緒に弾くとかなら別ですが、普通は、個人レッスン担当教師の授業中ではなく、アンサンブルの授業で、この手の勉強をしていきます。
千秋のために、さりげなく こーゆー時間を作ってくれた谷岡先生、いい人ですねー。
連弾、2台ピアノ、ピアノ以外の楽器との合奏なんかも、アンサンブルの授業の範囲になります。
個人レッスンで抱えてる曲だけで いっぱいいっぱい、正直、他の授業の曲まで予習できない、ぶっつけ本番当たり前みたいな面を、先生方も理解してくださってるのか、譜読みしやすいモーツァルトは 便利な合奏課題として登場機会も多いのです。
ちゃんと魅力的に弾くとなると、モーツァルトは 本当に難しいのですが、その辺は少し目をつぶって、合奏するためのポイントみたいなのを 学習させてもらいます。

連弾と 2台ピアノ、混乱しちゃう方がいらっしゃるかもしれないので。
二人で演奏する場合でも、1台のピアノを一緒に弾くのを 「連弾」、それぞれ1台ずつ、2台のピアノを使って演奏するのを 「2台ピアノ」、と呼びます。
もっと細かくは 手の本数で判断しまして、「4手」、「2台4手」、連弾×2ペア = 4人で弾く曲だと 「2台8手」、3人で弾く6手の作品なんかもあります。

先ほどお話した アンサンブルの授業以外でも、休講になった時とか 空き時間に、お友達同士でレッスン室を借りて、みんなでピアノで遊びます。
初見で弾きますんで、2台4手で弾くように編曲されてる 交響曲や、ピアノ協奏曲を、片手ずつにずるして 4人で弾いてみるとか、こけそうなところは 歌ってごまかしちゃうとか、もう しっちゃかめっちゃかに バカ騒ぎ
図書館で、楽器編成で検索して 知らない曲の楽譜を借りて遊んでみたら、すっごい変な曲だった! とか、大はずれで さらにヒートアップ。 変態音大生ラプソディー (狂詩曲)。 乱れ弾き。
まさに、ピアノで遊ぶ 憩いのひととき(笑)。
連弾とか 2台ピアノとか、楽しいコミュニケーションツールにもなるのです。
協奏曲のオーケストラ部分の伴奏を頼んで、自分の練習につきあってもらったり、真面目モードになる時もありますけどもね。 人前で演奏するものなら、もちろん合奏だって真剣に研究です。
お互いを尊重しあって演奏していきますので、あまりにパートナーの音楽が理解できないものだったりすると、ものすごいストレスになり、ぶち切れて コンビ解消とか。
最初はストレス感じてた千秋が、最終的に、「コイツの良さを殺さずに一緒に演奏できるのは、俺様だけだ!」 と燃えてしまう。 そんなのだめの凄い演奏って、いったいどんな???

のだめの世界、音大の世界、クラシックの世界、さらに 身近に感じてもらえたでしょうか?
学校によって、人によって 違いがあると思いますが、ごく一部の話として お楽しみいただければ嬉しいです。

モーツァルト 2台のピアノのためのソナタ CD 楽譜 試聴♪

   

左から:
*のだめとは全然違うイメージですが、こちらも自由奔放、超絶技巧を誇る、女流ピアニスト マルタ・アルゲリッチ。
*ドラマで弾いてた1楽章だけ収録。のだめカンタービレ便乗CD? のだめ登場曲がいっぱい!
試聴♪はこれで。 1が該当曲の1楽章。 その後の K501は、連弾曲です。
*楽譜です。 古い全音楽譜はペータース版のリプリントと言われてましたが、今はどうなんだろ?


ドルチェの、のだめ関連記事:
  ・のだめのバッグは、ピアノ鍵盤柄 (のだめオフィシャルバッグ販売情報)
  ・カンタービレとは?
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  ・ラフマニノフの自作自演を試聴 (のだめ曲)
その他、カテゴリ:のだめカンタービレにまとめてあります。




posted by ドルチェせんせ at 08:41| Comment(4) | TrackBack(0) | のだめカンタービレ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>「モーツァルトの生涯で2台ピアノの作品はこれ1曲だけ」

それなら、「2台のピアノのための協奏曲(第10番)変ホ長調K.365」っていうのもありますね。第3楽章が映画「アマデウス」に使われた有名曲です。

その他、「3台のピアノのための協奏曲(第7番)ヘ長調K.242」というのもあり、これは自身が2台用に編曲もしています。

この2台用、3台用のピアノ協奏曲は、モーツァルト協奏曲「全集」でも、入ってるのと入ってないのがありますのでお気をつけを。たしか内田光子やペライアには入ってなくて、アシュケナージには入っていると思います。
Posted by tn at 2006年10月20日 09:25
モーツァルト祭り「熱狂の日」で弾いてましたね。テレビでだけど見られました。
ベレゾフスキーが親子で競演。娘さん、顔そっくりで。
あと、ルガンスキーと、もう一人、忘れちゃった・・・   ってか、名前知らなくて・・・
のだめ2台Pソナタと、この2台、3台用Pコンが一緒に入ってるCDを紹介しようか迷ったすえ、結局のだめ便乗CDの方を選んでしまい。 のだめ使用曲がいっぱいな方が、うけるかと思って〜(笑)。
ここで候補から外れたのがアシュケナージ。
試聴の候補で迷ったペライアも、聴ける部分が短かったので却下。
tnさんのコメントとしてお名前登場しちゃうなんて、出たがりなんだからぁ、二人ともぉ。
ドキッとしました。
Posted by ドルチェ at 2006年10月22日 09:20
ドルチェさんこんにちは♪

モーツァルトの「2台のピアノのためのソナタ」…真一君のためのレッスンだったとは! 「谷岡先生もやるなぁ〜」と思って見てました(笑)

>「4手」、「2台4手」、連弾×2ペア = 4人で弾く曲だと 「2台8手」、3人で弾く6手の作品なんかもあります。

私文系なんで、なんか頭痛くなってきましたが(笑)

…例えばグレインジャーという作曲家に、オケと3台のピアノによる「戦士たち」という曲があるんですけど、その場合は「3台6手」…ということになるわけですか。。勉強になりました(笑) 「2台8手」ってのは凄いですね! 機会があったら聴いてみたいものです〜(* ̄▽ ̄)
Posted by sumito96 at 2006年10月29日 11:12
「戦士たち」知りませんでした。
ってか、グレインジャーの作品じたい、私は、1曲も聴いたことがないのです。
ほんとに、sumito96さんの守備範囲の広さには、いつも驚きっぱなしなのよー。
練習用だと、オケパートもピアノだから、4台必要なわけか・・・
簡単に借りられるレッスン室だと、ピアノ2台までしか入ってなくて、それ以上の作品は、遊べないんですよね。
図書館で楽譜借りて、2台のピアノに6人で群がって遊んだことあるんですが、うるさいわ狭いわで、大変な騒ぎでした。2台12手。
ピアノって、大勢で弾くとかなりうるさくて、暑苦しい(笑)。
Posted by ドルチェ at 2006年10月30日 00:32
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