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2006年06月27日

日清焼そばUFOのCM曲は? 三大レクイエム

松浦亜弥さんが出演してる 日清焼きそばUFOのCM、 あややに吸い込まれるぅ!
ここで使われてる曲は、ヴェルディ作曲 <レクイエム> から 第2曲 「怒りの日(ディエス・イレ)」 の 冒頭部分です。
サッカー応援歌絡み、アイーダの 「凱旋行進曲」 と同じ作曲者ですので、続けて取り上げてみました。   アイーダについての記事はこちら
赤が基調の画面に、強烈な音楽、とても印象的なCMです。
日清食品のサイトでCMが見られます → http://www.nissinfoods.co.jp/product/cm/

間延びしてますが、「Dies irae (ディエスイレ)」 という ラテン語の歌詞が 聞き取れると思います。
Gmのコード = そ し♭ れ の和音が、ジャン ジャン ジャン ジャン と 大音響でぶちかまされた後、嵐が吹きぬけるような音、ディエスイレの絶叫!
恐ろしげですねー。
怒りの日は、最後の審判について歌ったものです。

レクイエム 1873-74作曲 1874年出版 1874.5.22初演、サン・マルコ寺院にて、作曲者の指揮
ソプラノ、メゾ・ソプラノ、テノール、バス の独唱 + 混声合唱 + オーケストラ で演奏されます。
ジュゼッペ・フォルトニーノ・フランチェスコ・ヴェルディ (1813.10.10 − 1901.1.27) イタリア

レクイエムとは、死者の冥福を祈ってのミサ曲のことです。
出だしは、レクイエム (安息を〜)♪ と始まるのが お約束。
ミサでのお決まりのお祈りの言葉が歌詞になってる曲 とでもいえばいいかなぁ。
曲構成の基本はありますが、部分的に入れ替えがあったり、追加があったり、いろいろ。
ミサの儀式用の音楽だけでなく、演奏会用の曲もあります。
Requiem レクイエムの語源は、requies <平安、休養>
re <戻る、再び> + quies <死、死の眠り、休養、平和> ラテン語です。

ベルディのレクイエムは、彼が敬愛していたイタリアの詩人 アレッサンドロ・マンゾーニに捧げるため 作曲されました。 マンゾーニの一周忌に、計画通り初演しています。
このレクイエムの最後の曲 「われを許し給え (リベラ・メ)」 だけは、1868年 イタリアオペラの大先輩 ロッシーニ死去をうけて書いたものです。
ロッシーニの一周忌のために、12名のイタリアの作曲家の連作で レクイエムを作ろうと、自分は 最後の曲を担当する計画をして 曲も書き上げましたが、結局 この計画は 頓挫してしまいます。
無料奉仕で、という考え方に 賛同しかねる人たちが多かった ということみたいでして。
ま、世の中そんなもんだよね・・・

さすがオペラ作家って感じの、ものすごいドラマティックなレクイエムです。
突然大音響で鳴り響いて ギョッとする場所も多く、心臓発作を起こして レクイエムが必要になる人が出ないか、いらぬ心配をしてしまう私。
CMで流れていた部分、「怒りの日」 の強烈な音楽は、レクイエムの中で3回登場し ギョッとさせてくれます。
「怒りの日」 (続唱) じたいが、「怒りの日」 に始まり 9曲で構成されているのですが、その8曲目 「呪われたる者どもを罰し (コンフターティス)」 でも、ディエス・イレ♪ の恐怖が 再現されます。
それと 一番最後の曲、第7曲 「我を許し給え (リベラ・メ)」 の途中でも、もう一回 ディエス・イレ♪ の恐怖に 突き落としてもらえます。
なんちゅーか この曲、安息を・・・ と言うよりは、地獄に落ちろ! と言われてるように感じてしまうのは、私だけでしょうか?(笑)

ヴェルディのこの曲の他、モーツァルト、フォーレの作品で、三大レクイエムと呼ばれています。

「レクイエム」 といえば、モーツァルトの曲が 一番知名度が高いと思いますが。
こちらは サスペンスドラマなんかで、何気に流れてることが結構あります。
悲しい境遇の犯人が出てくる話とか、連続殺人鬼の儀式的殺人とか、死体を車に積んで 嵐の中 棄てに行くシーンとか・・・ 書いてて恐くなってきちゃったよ・・・

モツレク (モーツアルトのレクイエムのこと) にも、「怒りの日」 は含まれていまして、もう数年前になるかなぁ? Switch! 東京電力 オール電化 エコキュートのCM で使われていたのを 思い出します。
鈴木京香さんが お嫁さん役で、江波杏子さんが お姑さんの おばあちゃま役のCM。
東京電力のサイト TEPCO CMライブラリ でCMが見られます。
オール電化マンション篇 が 該当CM。

  「時代に取り残されてしまいますものね、」
  江波杏子さん 「取り残される?・・・」
  ペンギン氷山に、自分一人取り残されるイメージ画像が・・・  おばぁちゃま絶叫!
ここで、モーツアルトのレクイエム 怒りの日 (ディエス・イレ)、冒頭部分が流れていました。
ディーエース イッレッ ディーエース イッラッ♪ と、きっぱりした出だしです。

モーツァルトの怒りの日も 激しさはあるけど、いたずらに恐怖心をあおるのではなく、もっと神聖な出来事として とらえてる感じ。
う〜ん、モーツァルトの曲のが好きだなぁ。 おっとホンネが・・・(笑)。

指揮者によっても違うでしょうが、うちので 演奏時間を参考までに。
ヴェルディのレクイエムは、1時間30分くらい。 CD2枚組み。
モーツァルトのレクイエムは、50分ちょい。
フォーレのレクイエムは、40分弱。

フォーレのレクイエムは 恐さがないです。
「怒りの日」 の曲は、なし。 恐怖にみちた部分は すべてカット。
ヴェルディの時と同じように、「リベラ・メ」 で、怒りの日のくだりは出てきますが 恐くない。
少しだけドラマティックになるけど、最後の審判を あわてず騒がず 見守ってるような 美しさを感じます。 フォーレ談、「死を幸せな解放、至福への願望とみなしてる。」 んだそう。
フォーレのレクイエムだと、穏やかに 天国に導いてもらえそうです。

さぁ、あなたなら、自分のために どれを流してもらいたい!? (アホな考え)
ラテン語より ドイツ語の方が良ければ、ブラームスの 「ドイツレクイエム」 にしましょうね!?

三大レクイエムおすすめCD ヴェルディ、モーツァルト、フォーレ

   
一番左 *「凱旋行進曲」など、勝利のイメージ曲とともに、何故か「怒りの日」が!?

ヴェルディ レクイエムを試聴

モーツァルト レクイエムを試聴

フォーレ レクイエムを試聴する

ブラームス ドイツレクイエムを試聴


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参考文献 : 音楽用語・楽器名由来事典   新音楽辞典 楽語
       作曲家別 名曲解説ライブラリー24 ヴェルディ|プッチーニ
posted by ドルチェせんせ at 01:26| Comment(4) | TrackBack(0) | あの曲は何? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
フォーレのレクイエム、いいですよね〜聴きやすくて。フォーレのレクイエムに一票!(笑)

あややの焼きそばCMで使われていたあの曲…バックの合唱がもう「絶叫」という感じで、印象深かったんですが…ヴェルレクでしたか。 しかもあれが2曲目とは…ヴェルレク恐るべし!初めから最後まであの調子でやられたら本当に死んでしまいそうです…でも聴いてみたい…(-o-;)
Posted by sumito96 at 2006年06月29日 17:25
フォーレといえば、私としては合唱のイメージ。学生のとき長いこと合唱をやっていて「パヴァーヌ」を思い出します。
これが好きな客演の先生がなぜか多くて、有無を言わさずって感じで歌ってましたね。演奏会前の夏休みは毎日ヘトヘトになってたなぁ(笑)実は練習しすぎのトラウマか、ほとんど曲を覚えていないんです(^_^;)確かカセットテープ(←古い?)があったなぁ。。。今度聴いてみよう。
焼きそばUFOのCM曲、私は「呪いの儀式」かと思いましたよー。でも歌ったら気持ちいいかも(笑)
Posted by Haruka at 2006年06月30日 01:05
sumito96さん、死ぬ覚悟で、ぜひ全曲挑戦してみてください(爆)。
静かな部分もあるはずなのに、何故か、オペラでも見たような、大げさな疲労感に襲われます。
ヘッドフォンで聴く時は、突如耳元で わーっ!っとなるので、音量に気をつけないと、耳にも心臓にも悪いです。
私も、あややCMのおかげで、滅多に聴かないものを通しで聴いてぐったり。
しばらくもういいや、おなかいっぱい、って感じです(笑)。
よく使われる「怒りの日」以外のところだったら、テレビで流れてても気づけません、自分。
フォーレのは美しいですよねー。 ヴェルディで疲労した頭や心を、癒してくれそうです。
じゃぁ、私は、ブラームスに一票。 これ書いた頃のヨハネスくんの顔が好きなので(爆)。
えっ、顔で決めちゃダメ?
Posted by ドルチェ at 2006年07月01日 01:13
Harukさん、
「呪いの儀式」、あまりにもぴったりな表現すぎて、大爆笑しちゃいました。
たしかに、絶叫!じゃなかった・・歌ったらスッキリしそう。 やってみたいかも!
合唱は先生の好みに左右されますよね。勝手に曲決まってて、歌わされてたって感覚が。
合唱も、かなりスポ根ノリですものねー。
懐かしのテープを聴いて、青春の思い出に浸っちゃってくださーい!?
レクイエムと一緒に、「パヴァーヌ」も入ってたので、それも聴きながら記事書いてたのです。
私の場合は、フォーレ=ピアノ曲のイメージが強くて、「パヴァーヌ」も最初がピアノソロで聞いちゃったせいで、そっちが先にうかんでしまうんですけどもね。
げっ、ドイツ負けてるんですが・・・ イタリアチームとの準決勝戦、楽しみにしてるのになぁ。
Posted by ドルチェ at 2006年07月01日 01:23
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