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2006年03月26日

マキアCM曲 シェラザード(浅田真央☆使用曲)

[追記2011.11 シェヘラザードは、浅田真央選手のショートプログラム使用曲です。]

MAQUIAのCM曲。 いやぁ、この麗しい曲を紹介できる日がくるなんて、嬉しいなぁ。
5月号だけのCMかと思いきや、毎号 この曲が使われてるようで、うれちい。
マキアのサイトでCMが見られます → http://www.s-woman.net/maquia/cm/play.html

リムスキー=コルサコフ 作曲 交響組曲「シェラザード」 第3楽章「若い王子と王女」
1888年作曲 翌年出版
マキアでは、途中の部分が流れています。 ・そら しー♯らしーれど しー♯らしー♪
もう何年も前ですが、東京電力のアナグマさんが出てくるCMでも使われていました。
こっちは、・しど れーみれ しーらそ しー♪って、3曲目の出だしのとこだったと記憶しています。
結婚式のBGMなんかにも、人気があるかと。

シェへラザード は、「千夜一夜物語」による音楽です。
前王妃の不貞を目撃して以来、女性不信になってしまった トルコのシャリアール王は、一夜過ごした後に女性を殺してしまうという 残酷な誓いをたてていました。
トゥーランドット姫の男版じゃないけど、大変冷酷な王様ですね。
とうとう妙齢の女性がいなくなり、宰相の娘 シェラザードちゃんが お役目に。
賢い彼女は、毎晩王様に おもしろい話を語り続けることで 延命、ついには、王の残酷な誓いを棄てさせたのでしたとさ。 な、お話。

  1楽章 海とシンドバットの船
  2楽章 カランダール王子の物語
  3楽章 若い王子と王女
  4楽章 バグダットの祭−海−青銅の騎士の立つ岩での難破−終曲

の、4楽章で構成されてる、オーケストラ曲です。
作曲者によると、この標題は あくまでも手がかりとして、自由にイメージをふくらませてほしいとのことで、再版の時には削除されています。
が、いまだに使われてることが多いです、標題。 あった方が、わかりやすいものね。
ヴァイオリン ソロで、シェラザードの主題が、何度も語りかけてきます。
   みー れみれ どれど しどし らどみそ♯ふぁみ みー♪
王様じゃなくても、イチコロか? アラビアンナイトな、とっても びゅーてぃほー!な曲でございます。
ちょっと長いんですが、クラシック鑑賞初心者の方にも よく おすすめしています。
素直に美しいしー、素敵だしー、かっこいいしー、好きなんですよねー、これ。
やっぱ 元海軍さんが描く海は、いかしてます。 実際にも、遠洋航海とか出ていた人ですから。
R・コルサコフさんちは、代々海軍の家系。 子供の頃から、海への憧れも強かったみたいです。

ニコライ・アンドレイエヴィチ・リムスキー=コルサコフ (1944.3.18-1908.6.21) ロシア
ペテルブルグの海軍兵学校を出て海軍士官 → ペテルブルク音楽院の教授になりました。
ムソルグスキーや ボロディンの遺作を補筆完成させた人物として、うちでも 名前は登場しています。
オリンピック萌え〜 な前、ロシア五人組の話をしていまして、ムソルグスキー、ボロディン、バラキレフに続いて、ほんとは彼に ご登場いただく予定だったんですが・・・

リムスキーコルサコフは、ペテルブルク音楽院の先生として招かれたのをきっかけに、西欧音楽の理論を徹底的に研究しなおし 完全武装することで、より輝きを増しました。
その管弦楽法の素晴らしさには定評があります。
ラヴェル、レスピーギ と並んで、華麗なるオーケストレーションの大家とされているのです。
ボロディンと一緒に、いろんな楽器を買いこんできては、熱心に研究したりしてたみたいで。
ロシア5人組、出発点では、それまでロシアで主流だった西欧の音楽の理屈に縛られず、もっと独自のロシア音楽を作ろう! な、反アカデミズム体制だったんですが・・・
その考えを最後まで変えなかった、最右翼が ムソルグスキー
それぞれ、わが道を行くことで、良い結果を残したのですね。
ムソルグスキーの場合は、生前 ほとんど評価されず、悲惨なアル中人生を送りましたが・・・
死後、まず フランスで火がついて、ロシアには逆輸入みたいな感じで 評価されるようになりました。
ドビュッシーも ムソちゃんのオペラや歌曲を、いち早く 高く評価してた一人でして、大賛辞文が残っています。 ロシアの音楽は、印象主義の音楽にも影響を与えているのです。

リムスキー=コルサコフのおかげで、ムソルグスキーや ボロディンの遺作が埋もれないですんだこと、そして、その門下から、プロコフィエフ、アレンスキー、グラズノフ、レスピーギ、ストラヴィンスキーなど、名だたる作曲家を出したことでも 高く評価されています。

R=コルサコフさん、ムソルグスキーの 天才さと 粗暴さと 未熟さが同居する音楽に さんざん苦しめられた挙句、自分流の変更を思い切り加えて 友の遺作を完成 世に送り出しました。
後に、それをたたかれて、改訂してたりもします。
友は未熟だったのではなく、わざとそうしてたのかもしれない・・・ と、悩んでみたり。
国民を描くのに、華美なオーケストラは必要ないとか、熱心に アル中男が語ってたの 思い出したんすかねぇ。
性格も作風も全然違うお2人でしたが、若い頃は仲良くて、一台のピアノを 午前中はムソちゃん、彼がお役所勤めに出た午後はRコルサコフが使っての 貧乏同居生活をしてた時期もありました。

そして晩年は、お気に入りだったはずの弟子 プロコフィエフくんの暴走に 頭を悩ますことになります。 こちら、理屈なんて くそくらえ! の革命児。
つくづく、ぶっ飛び者の野蛮な音楽に振り回される人生!?
プロコフィエフのクソガキぶりはこちら → プロコフィエフ お写真拝見 & 自作自演CD
うちには、プロコフィエフの編曲・ピアノ独奏による シェラザードのレコードがございます。いいだろー。
そして、うちには、ピアノ独奏 編曲版の楽譜もございます。
貧乏学生が 清水の舞台から飛び降りる思いで、1曲5000円以上する楽譜を購入。Belaieff版。
現在は、もっと安いピアノソロ譜が出ていて、ちきしょー! なんですけどぉ(笑)。
   → リムスキーコルサコフ シェエラザード ピアノソロ版(全音)
もちろん、オーケストラのスコアも持ってまーす。
   → スコア リムスキー=コルサコフ 交響組曲シェヘラザード Op.35
ドルチェ、お気に入り曲の一つですので、良かったら全部聞いてみてね♪


リムスキー=コルサコフ シェヘラザード のCD 楽譜 試聴できまするんるん

   

左から:
*スペイン奇想曲と一緒に
*ボロディン だったん人の踊りと一緒に
*ピアノソロ編曲版の楽譜
*千夜一夜物語の本


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posted by ドルチェせんせ at 23:21| Comment(11) | TrackBack(1) | あの曲は何? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ドルチェさんこんばんは。
「5人組」コンプリートまであと1人ですね!
(残る1人の名前を失念・・・)

あのCMの「若い王子と王女」いいですよねぇ…初めて聴いた時は何の曲だかわかりませんでした。。「若い王子と王女」をサックスで吹くなんてやるなぁって思います!(あれサックスですよね?) いつも「で、MAQUIAって何?」なんでありますが(笑)
Posted by sumito96 at 2006年03月27日 18:46
ドルチェせんせい、こんばんは。笛吹きのハンスです。僕は、花粉症は小康状態に入りましたが、ドルチェせんせいは如何ですか?。

僕、ロシア音楽はラフマニノフしか知らないので、とても助かりました。この曲、たまに、コンドラシン指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウの演奏で聴くんですが、異国情緒があっていいですね〜くらいにしか思ってませんでした。あの、艶やかなオーケストレーションには、異国の物語と、様々な裏事情があったのですね。
それでは、また来ます。
ハンス 拝
Posted by 笛吹きハンス at 2006年03月28日 00:04
ロシア五人組のもう一人は(ネタバレあり)、

セザール(ツェーザリ)・キュイ(1835-1918)です。たしかに一番マイナーかもしれません…
Posted by tn at 2006年03月28日 00:45
話は変わりますが、昨日TBSで放送したドラマ「ある愛の詩」って、有名な映画"Love Story"とタイトルが同じで、しかも、フランシス・レイ作曲の有名な曲を使っているのに、全然違う話でしたね。
Posted by tn at 2006年03月28日 00:51
sumito96さん
ところがですねー、あと一人の登場予定はなかったり。
キュイも軍人さんで、ムソルグスキーのこともいっぱいいじめました。 チャンチャン。で終わってしまう(汗)。
うちには、彼の曲の音源も楽譜もないので滅多なこと言えないんですが、人の批評(批判?)ばっかしてたわりには・・・ な書き方されてるようで。
ところで、どこぞのオケに使用料払うのと、ソロ楽器で払うのと、どっちがお得とかあるんだろうか?
こんな変な見方しかできない、私って・・・
マキアはお化粧の情報なんかの雑誌なんで、sumito96さんが詳しかったら、おねぇ疑惑が浮上してしまい やばいかと(笑)。
Posted by ドルチェ at 2006年03月29日 02:21
笛吹きハンスさん
私の花粉はまだまだです(涙)。 ヒノキのほうが症状増えて辛いです。
ロシアンオリエンタル路線って、よくあるクラシック嫌いな人には、結構おすすめだと思うのですよね。
だったん人・・のCMを探してた人が多かったようなので、シェラザードもいけるかと(笑)。
二匹目のどじょうを狙え!
うちには、オーマンディと、プレヴィンと、あとN響のビデオ録りしたのがあったと思います(指揮者わすれた)。
中でも、オーマンディ&フィラデルフィアで一緒に入ってる「ロシアの復活祭」が、弦がついてけなくてボロボロにひきづられていくのがすごくて、ある意味おすすめだったんですが、紹介できなくて残念。
オケの方々は、大変です。
Posted by ドルチェ at 2006年03月29日 02:29
tnさん
お答えをどうも〜。
ずいぶんたくさん曲書いたわりに、現在も演奏されるのは「オリエンタル」くらいとか書かれちゃうあたり、かわいそうですね。
あぁ「オリエンタル」なの? と頭の中でなったのは、グラナドスでした。
すみません、私、キュイの曲、聴いたことないのです。
そのドラマ見てないんですよー。 裏番組のウッキー祭り西遊記をビデオ録りしてたようでして。
たらりらり〜♪ あのメロディーなら、くさい昼メロにもはまるかもしれませぬ。
Posted by ドルチェ at 2006年03月29日 02:35
ドルチェせんせい、こんばんは。ハンスです。ヒノキ花粉症というのもあるんですか。初耳でした。ドルチェせんせいは複数の花粉症を抱えていらっしゃるのですね。是非、お体お大事に。

ドルチェせんせいは、プレヴィン盤をお持ちですか〜。羨ましい限りです。伝説的名演のウィーン・フィル盤ですか〜。
僕は、よく行く中古レコード店の試聴器で、涎を垂らして聴いてます。周囲はどんな眼差しで見ているのか心配です(笑)。


Posted by 笛吹きハンス at 2006年03月29日 19:07
ハンスさん、ありがとぉ。
スギとヒノキ、セットでダメな人、結構いるみたいです。
アレルギーおこしやすいわがままな体質ってことなんですかね。 やーねー。
プレヴィン&ウィーン・フィル盤は、暑苦しさやうるささがなく、テンポも安定してて、すっきり整った優等生集団のイメージです。昔、輸入版で買ったので、解説読めないのが痛い。
周囲の人も、みなそれぞれヨダレたらしてほぇ〜っと聴いてるから大丈夫と信じて、どんどんヨダレたらしましょう!?
Posted by ドルチェ at 2006年03月31日 02:56
お久しぶりです
本日「熊蜂の飛行」を公開し、
「うわっ 作曲者紹介がややこしいな〜」
と悩んだのですが「そうだ!ドルチェせんせのとこにないかしら?」
良い記事が見つかりましたので、ちゃっかりとリンクしちゃいました、
どうか御諒承ねがいます。

来月中には構想から20年かかったComputer Music作品が
ようやく発表できそうです(多分、85%の確率で)
その際はお知らせに上がりますので、是非お聴き下さいますれば幸いです。
Posted by PINK MOZART at 2009年06月21日 22:07
PINK MOZARTさん
こちらすっかりネットさぼり中で、失礼しております。相変わらずの耳詰まり状態でして(T T)
忘れずにいてくださって、本当に嬉しいです。ありがとうございます。
大師匠のところと濃厚に絡めることほど、光栄なことはございませぬ。うれぴー♪
ハチさんブンブン発 シェラザード経由、悪童プロコフィエフ行き。 罠にはまってくれる獲物を待ちたいと思います。ムフフ(笑)。

すごいですね!20年ものの超大作がとうとうですか!!
どんなのが飛び出してくるのやら、全く予想もつきませんわ〜。
拝聴する心の準備がぁ、予習がぁ、どーしよー、どーしよー。
ドキドキしながら公開をお待ちしておりますね。
Posted by ドルチェ at 2009年06月24日 03:50
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Excerpt: ■RIMSKY-KORSAKOV:Flight of Bumblebee.  リムスキー・コルサコフ 「熊蜂の飛行」  「bumblebee97.mp3」をダウンロード  高音質192kbps版のD/..
Weblog: ARCHIVES PINK MOZART
Tracked: 2009-06-21 21:26
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