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2006年02月09日

バラキレフ 「イスラメイ」 テクニシャン好きなあなたへ

ムソルグスキー、ボロディンのお仲間というか、指導者、中心的存在だったのが、バラキレフさん。

ミリー・アレクセイエヴィチ・バラキレフ (1837.1.2-1910.5.29) ロシア

R=コルサコフが、「燃えるような瞳」と記述していましたが、なんつーか、目力のある方です。
そう年も離れてないのですが、若くて活発で情熱的な性格は 人をひきつける魅力にあふれてたようで、彼の周りには 音楽家たちがたくさん集まってきていました。
その中でも、特に有名どころが 「ロシア5人組 (バラキレフ、キュイ、ムソルグスキー、リムスキー=コルサコフ、ボロディン 参加順に書いてみました)」と よばれる人たち。
でもさ、たぶん一般的には、バラキレフ? 誰、それ? って感じでしょ?
せっかくなので、バラキレフの代表的なピアノ曲を 紹介しておきましょうね。
現在でも演奏される機会に恵まれてる 唯一の曲とか言われちゃう、かわいそうな状況なんですが。

バラキレフ 作曲 「イスラメイ − 東洋的幻想」
  1869年作曲 (1902 改訂版)

東洋、中近東チックなメロディーが、ヨーロッパ風の装飾で、ド派手に、熱狂的に展開していく、とっても魅力的な曲です。 情熱的よん♪

バラキレフさん、25歳、26歳、31歳の時に コーカサス(カフカス)地方を旅して、この地域の民謡や、民族音楽の 採譜研究をしています。
これが、他の五人組の仲間にも 大きな影響を与えることに。
オリエンタルな香りが プンプンいたします。

「イスラメイ」 を作った頃のバラキレフは、ロシア音楽協会会長としても活躍、全盛期って感じ。
でも、この後すぐ、協会のパトロン的存在だった大公妃と衝突、協会からも去り、とうとう音楽を捨て、ワルシャワ鉄道に就職してしまいます。
10年後にまた 音楽活動は再開するのですが・・・。

イスラメイとは、コーカサス山脈の北側地方に住む人々の 民族舞踏の一つです。
8分の6拍子風の独特な速いリズムで、イランや アゼルバイジャン民謡とも 共通点があります。
作曲者が副題として、「東洋的幻想」 と つけ加えました。
民謡を主題として、どんどん派手に変奏されてくような感じです。
中間部では、ゆったりした オリエンタルびゅーてぃほー! なメロディーが流れます。
で、また元の雰囲気に戻って、その後、今度は 4分の2拍子に変わって、さらに速くなり、もっと速くなり、熱狂的に終わります。
思わず、ぶらぼー! って叫んでしまう、ずるいつくりです(笑)。
弾く側からすると、120%以上に 苦労が報われるタイプの曲ですか。

バラキレフは、リスト並みの超絶技巧を誇るピアニストだった とかいう話で、「イスラメイ」も、リストっぽい変奏、飾りつけになっています。
だからね、リストの 派手に飾りたてたタイプの曲が好きな人は、きっと気に入るはず。
クラシックふだん聴かない人でも、テクニックバリバリの早い曲は、結構気に入ってもらえるようで、ぜひ、おすすめしたいと思います。
おまけに、オリエンタルで アラビアンナイトみたいな響き、基本的に日本人が好む要素が 盛り込まれてると思うので。
モーツァルトやベートーヴェンの 交響曲だのソナタだの聴いて、クラシックつまんねー! と思った方も、こーゆー曲なら 喜んでもらえそうな気がするのですが、どうでしょ? 試してみては?

その昔は、この 「イスラメイ」 が 最も難しい曲と言われてたこともあったんだとか。
当時だって、もっとイヤな技術を使った曲、ありそうなもんだけど・・・
ラヴェルが、この「イスラメイ」より、もっと難しい曲作るぞー!って対抗して、難曲として有名な 「スカルボ」 を作曲したとか、リストが自分の技術が落ちないよう、イスラメイを指慣らしに使ってた とか、そんな話のおかげで、超絶技巧曲の代名詞みたいになっちゃってたんですって。

同じロシアものということで、チャイコフスキーコンクールの優勝者とか、CD出してたりしますね。
うちには、ベレゾフスキーのもありますが、やっぱガヴリロフの強烈な演奏を おすすめしようかと思います。 機関銃ぶちかまし系。
なんちゅーか、ケンカ?って感じですが、とても魅力的です。

で、この「イスラメイ」 が気に入ったら、バラキレフの「ロ短調のピアノソナタ」も聴いてみて下さい。
やはり オリエンタルぷんぷん、ドルチェ こっちのが好きなんですが。
うちには、デュティーユのソナタと一緒に入ってる おいしいCDがございます。輸入版。

楽譜は、「Islamey」 「Sonate(Sonata)b−moll」ともに、うちにあるのはそれぞれ1800円くらい。 洋書ですので、値段は変動します。
探しやすいように、アルファベット表記してみました。
ロシア人だから、Balakirevだったり、Balakirewだったりいろいろ。
「ソナタ ロ短調」の方は、輸入版しかなかったと思います。
これがさぁ、表紙なくて、ってか表紙も中身と同じ薄い紙で、あっという間にボロボロ。


バラキレフ イスラメイ おすすめCD 楽譜 試聴♪

   

左から:
*ガブリーロフのピアノで。チャイコンと一緒に。試聴♪できます。
*ピアノの名曲を有名ピアニストたちで、お得な2枚組み。イスラメイは、ジュリアス・カッチェン。
*オケ版イスラメイ。R=コルサコフの「シェラザード」と一緒に。ヨダレが・・・
*春秋社版の楽譜では、「イスラメイ」と、ムソルグスキーの「展覧会の絵」も入ってます。
  楽天市場の大谷楽器さんでも購入可能 → 「ロシア五人組」集 楽譜

シフラの演奏CD、試聴もできます ←私も聴いてみよっと、楽しみ。


バラキレフのイスラメイをダウンロード&試聴♪
Various『Islamey』  ← ガヴリーロフのピアノ演奏です。



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  ・ボロディン だったん人の踊り について
  ・ムソルグスキー 展覧会の絵 について
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posted by ドルチェせんせ at 02:05| Comment(5) | TrackBack(0) | おすすめ曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
またまた、こんばんは〜!
お恥ずかしい話、バラキレフ・イスラメイ、全く知りませんでした!!
(え〜、ホントに音大受けたのかよ!!って感じ?!でも、落ちたんだから許してくだされ!)
 ↑
キリトモだよ、キリトモ!!


チック・コリア並みの超絶技巧ですかな?
今度、聴いてみることにします。楽しみ♪

あ、ちなみにウェブリログにも解析サービス、ありました!見方がよくわかんないけど(X_X)
Posted by めいちゃん at 2006年02月10日 01:15
ドルチェせんせ、こんばんは。とうとう、移転決行しちゃいました。
先週からボチボチ作業はしてたんですが、本日、大半の記事を若干構成を変えて移し終えました。
(ちょっと残っていますが)

ですので、リンク変えていただけますか?
よろしくお願いします。

いやーでもクラシックって奥が深いですねぇ。
このような民族音楽も取り入れ、変奏曲などもありってほとんどジャズの世界ですよね。

ほんとに理解できていなかったんだなぁって改めて思いました。

それでは、また。
Posted by lonnie at 2006年02月11日 03:26
めいちゃん
私なんか、知らない曲だらけですよー。思い切り趣味偏ってますから。
ピアニストいじめとしてありがちな、重音奏法がいっぱい出てくる曲です。
学生なんか、結構喜んで弾いていましたんで、学校の演奏会とか潜入するとただ聞きできるかも?
チック・コリアって、そんなすごいテクニシャンなんですか?
すいません、そんなことも知らなくて。 あのてのは12枚組みホームセットみたいなCDしかもってないんで、彼の演奏もたいしたものをもっていなくって。
アクセス解析の導入とか、難しそうですね。
シーサーは何もしなくても、最初からついてるんで助かりました。
使い方がよくわかってきたら、どんな感じか教えてもらおっと。
しっかり、よそのブログ会社のことを研究させてもらって、備えます(笑)。

lonnieさん
とうとう行ってしまったのですかぁ! 大変な移転作業、お疲れさまでした。
リンクかえときますね。
場所がかわっても、遊んでくださいよー。私も遊びにいきます。
シーサーよりデザインが充実してますし、うらやましいなぁ。
よそが気になるものの、やはり新しいこと始めるのは、めんどくさくて、つい我慢しちゃいました。
FC2気になってるんで、しばらく使ってみたら、ぜひ使い勝手など、お聞かせくださいませ。
何のジャンルでも、いい素材を見つけると、いじりたくなっちゃうのは一緒なのかしら。
Posted by ドルチェ at 2006年02月12日 00:43
ドルチェさま、こんばんは!
コメント入っているとホッとして嬉しくなりますな♪
チックコリアは超絶技巧というよりか、ラテンの血筋からくる独特のバッキングで、凡人には真似できません。内なる表現というか・・・・。
一度、来日したときブルーノートに聴きにいきましたが、異常でした。
ところで、最近、ドルチェせんせとビジネスの話でもできないかな〜?!なんて思ってます♪
誠に勝手ながら!w
Posted by めいちゃん at 2006年02月12日 02:42
コメント遅くなってごめんね。
めいちゃんと違って私は時間の使い方がヘタで、ほんのちょっと忙しいだけで、ギブアップなのよー。
チックコリア情報ありがとう。愛していらっしゃるのね(笑)。
今度、機会があればまじめにCD聞いてみましょう。
飾りをとったら何も残らないような音楽は嫌いなんですけど、内なる表現とか言われると、グッときますねぇ。
わはははは! ビジネスできるほどの人材じゃないですよー。ただの子供相手のドレドレです。
Posted by ドルチェ at 2006年02月12日 02:55
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