なんか、映像いじりすぎてて目が疲れるし、最初の方、画面暗くて見えないし、初回だけの感想としては、あまり好みじゃなかったんですが・・・
でも、竹野内くんと、もこみちくん 出てるしなぁ、続けて見るか 悩むところ。
さて、初回のドラマの中で、チェ・ジウが ヴァイオリンを演奏するシーンが出てきたのですが、
ラフマニノフの「ヴォカリーズ」Op.34−14 (1912年作) を 弾いていましたね!
もとは歌曲なんですが、歌詞がなくて 「あー」とかで歌うものなので(母音唱法っていいます)、他の楽器で演奏されることもよくある曲です。
前にも、坂口憲二が この曲をチェロで弾くシーンが 何度も出てくるドラマがありました。
黒木瞳とか、柳葉敏郎が出てた 宇宙飛行士のヤツよ。 題名忘れちゃった・・・
それと、せっかく 「ロンド」 って 音楽用語を使っていただいてるんだから、うちでも 話題にしておかないと いけないでしょ?
旬な話題には、ちゃっかり乗りますのよ〜 ドルチェ。
音楽用語での ロンドとは、ロンド形式による器楽曲 のことをいいます。
ロンド形式 については、次回 お話しますので、ちょっと 待っててね!
とりあえず、一段ごとに、ハム、タマゴ・・・と 違った具が はさんである サンドウィッチを想像しておいて下さい。
(書けました → ロンド形式とは? ロンドなピアノ曲で 楽曲分析)
もともとは、輪になって踊りながら歌う曲を さしていたようです。
で、700年ほど前、南フランスの農村にあった ロンドー (rondeau)という、踊りを伴う歌の形態が発展して、18世紀くらいには、現在の ロンド形式みたいになってきます。
ここでいう古いロンドーは、多くの人が輪になって、二つのメロディーを、歌と踊りとか、独唱と合唱とかに分かれて、交互に反復していくものです。
音楽形式でも、古式ロンドは、ロンドー と呼んで区別します。
クープランとか、ラモーの作品なんか、「ロンドー」 って書いてありますね。
これも、さっきの踊りの ロンドー が発展したものですが、段階的に進化を続け、現在の ロンド の形になったと考えていただけば良いかな。
国語辞典だと、ロンド=輪舞曲(りんぶきょく)、回旋曲(かいせんきょく) って 書いてありますが、音楽辞典のたぐいでは、日本名が書いてあるのを 何故か見かけません。
ソナタ=奏鳴曲(そうめいきょく) って感じに、他のは ほとんど書いてあっても、ロンドは ないんですよねー。
私達も この日本名、何となく使ったりしてるんですが、本当は 日本名に限っては 単に文学系な言葉なのかなぁ? なんて 思ったりしています。 この辺りは、よく知らなくて、ごめんなさい。
ラフマニノフ ヴォーカリーズ の CD
左から: オーケストラ版、ヴァイオリン版、ピアノ版、歌版
ピアノソロで弾いてみたい人へ
ラフマニノフ ヴォカリーズ 収録ピアノ譜
アマゾンで商品画像をクリックすると表紙が大きく見えますので、収録曲名が見られます。
ピアノソロに編曲した楽譜は、Boosey & Hawkes 社 から出版されてるんですが、アマゾンでは見つかりませんでした。
私が紹介したい楽譜が、ほとんど見つからないんですけどぉ。 使えない・・・
って文句いってたら、ヤマハのライセンス版は売ってた。 すまぬ。横文字でばっか検索してた。
ブージー&ホークス って検索すれば、良かったのね・・・
ラフマニノフ ヴォカリーズ 試聴♪
オムニバスオムニバス『ヴォカリーズ』
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RACHMANINOFF:VOCALISE. op.34-14, 6分間ばっちり堪能できます。