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2005年12月12日

モーツアルトの子守歌 モーツァルトVSフリースどっち?

「子守歌」の作曲者について、調べてみました。
最近の研究では、フリースで、ほぼ確定とみてよさそうです。

海老澤敏先生 監修の 「モーツァルト事典」全作品解説事典 の 記述によりますと、
「モーツァルトの子守歌」は、

モーツァルトの遺品に 筆写譜のかたちで含まれていたものである。
・モーツァルトの死後、妻コンスタンツェの再婚相手である ニッセンの著作、「モーツァルト伝」(1828年)の付録で 初めて紹介された。
・この曲の真偽をめぐり、さまざまな論議が戦わされたが、今日では、歌曲史の研究者 マックス・フリートレンダー の結論どおり、ベルハント・フリース(1770〜?)の作品であろう と考えられている。
・真作として K350 という作品番号もつけられていたが、ケッヘル第6版でも、このフリース説 を受け入れて 疑義ある作品として 補遺に収めている。

とのことで、
この 「モーツァルト事典」 でも、他の何曲かとともに、「疑義ある作品」として 分類されています。
  注: K(ケッヘル)= モーツアルト作品目録のこと  ケッヘル番号については ここから


さらに、「世界の愛唱歌」1000字でわかる名曲ものがたり によると、

ベルリン住の 医学博士で、熱心な音楽愛好家、モーツァルトの大ファンだった、フリースが、フリードリヒ・ウィリアム・ゴッター(1746−91)の詩に 作曲し、1795年に 発表したものと判明。

とのことです。


実際に 楽譜やさんに行って見てみると、歌の楽譜はさすがに、フリース作曲「モーツアルトの子守歌」としているものがほとんどです。
「フリースの子守歌」の題名になっているものもありました。

ピアノの楽譜は、子供用の曲集、音楽療法の曲集など、新しいものでも モーツアルト作曲 になってるものが 結構ありました。
私が 今回見つけたものでは、残念ながら モーツアルト作曲 の方が多かったりして。
親切に フリース作曲で、元はモーツアルト作だと信じられていたお話を書いてある楽譜もありましたけれどもね。

うちにあった楽譜も、モーツァルト作曲が2、フリース作曲が1、出版年が かなり新しい楽譜が モーツアルト作になってたので、そちらを採用したのですが、完璧なるドルチェの勉強不足。
ちゃんと自分で調べないとダメですね。出版物も、うのみにしては、いけないということで。
お詫びして、訂正いたします。

ということで、養命酒のCM曲 の記事にも、「フリース作曲」の一文を加えておきます。

モーツアルトの父、レオポルト・モーツアルト 作曲の「おもちゃのシンフォニー」も、ずいぶん昔は ハイドンの作品だとされていた と聞いています。
日々、研究は進んでいるのですね!

K、ケッヘル番号については、明日、投稿したいと思います。 → 投稿したよ

あー、疲れたっ。 久しぶりにマジメに勉強しちゃいました(笑)。
今回は、図書館を利用しましたが、いいなぁ、この本2冊ともほしいなぁ。
でも、高いなぁ。

「モーツァルト事典」アマゾンで倍の値段になってるし。せどりの人、探してみては?
パパ・レオポルト・モーツアルトの「おもちゃの交響曲」のCDも、下で紹介しておきますね。
どーみれ どーそふぁ みーらそ そふぁみー♪ おもちゃ楽器を使う、とてもかわいい曲です。
幼児番組なんかで流れてたりしますし、小学校で聞いたかもしれないですよ。



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posted by ドルチェせんせ at 00:39| Comment(0) | TrackBack(0) | お役立ちデータ集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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