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2008年06月30日

プロコフィエフのピアノロールCD、自作自演+他人の曲

大作曲家たちのピアノロールCDを ご紹介します。
また プロコフィエフかよ・・・ な 冷たい空気を感じるので(爆)、他に、ガーシュウィン、ラフマニノフ、ドビュッシーのピアノロール録音CDも、おまけにつけちゃう!
一部の作曲家さんのは、試聴♪ できるので、後ほど お楽しみください。

前々回、プロコフィエフのピアノ編曲ものの記事 で 紹介するCDを探していたら、ピアニスト・プロコフィエフが弾くピアノロールのCDを発見!
アメリカのエオリアン社 デュオアートのピアノロール。1920年頃の プロコ様の演奏。
あまりの安さに(561円で新品、Amazonにて)、大興奮。 速攻、購入いたしました。(翌々日に届いた。 うむむ、さらに値下げされちゃったよ・・・)
プロコ様のピアノロールは、レコードで持ってたけど、こんなに安いならCDもほしい。
ピアノ・ロールの場合、再生に使用したピアノや 調整具合で変わるし〜。
ってなわけで、私もまるっきり同じものを持ってるCDです。 責任を持って ご紹介いたします。

すごい修正技術を屈指して、ピアノロールであることを忘れてしまいそうな 美しい仕上がりをウリにしたのもありますが、このプロコフィエフのCDは、いかにもピアノロール再生な 原始的な仕上がり
ピアノ・ロール特有の、リズムのヨレ感も かなり目立ちます。
トッカータなんか、もう、タッカタッカ 付点のリズムで練習してるのかと錯覚するほど(爆)。
ピアノロールだけ聴いて判断されると困るので、自作自演SP盤復刻CDと セットでお聴きいただきたい! ってのがホンネです。
ピアニストとしてのラフマニノフと比べられちゃうと、何も言えませんが、プロコさまだって頑張って弾いてんのよー。ふんっ。
私としては、修正しすぎたのより、ピアノロールっぽさを残している方が 資料的価値が高く、妄想しがいがあって楽しいので、期待を裏切らず、満足デス♪

  ピアノロールについては、
    ・ピアノロールの話。大作曲家たちが弾いた演奏を聴こう! の記事をお読み下さい。


かわいい Prokofiev the Pianist かわいい ← プロコさま ピアノロールCD
 曲目リスト
 1.トッカータ Op.11
 2.<10の小品>より 「マーチ」 Op.12-1
 3.<10の小品>より 「ガヴォット」 Op.12-2
 4.<10の小品>より 「リゴドン」 Op.12-3
 5.<10の小品>より 「プレリュード」 Op.12-7
 6.<10の小品>より 「スケルツォ」 Op.12-10
 7.<サルカスム(風刺)>より 1、2曲目 Op.17-1 Op.17-2
 8.<老いし祖母のお話>より 3曲目 Op.31-3
 9.<3つのオレンジへの恋>より 「スケルツォ」 Op.33ter
 10.ムソルグスキー:<展覧会の絵>より「3.ビドロ」 「5.殻をつけたひなの踊り」
 11.グラズノフ:ガヴォット Op.49-3
 12.ミヤスコフスキー:Grillen(Whimsies) Op.25-1 Op.25-6
 13.スクリャービン:Op.45-3(プレリュード) Op.51-3(翼の詩曲)
 14.リムスキー=コルサコフ:交響組曲<シェラザード>より プロコフィエフ編曲によるピアノ版

9.までは、プロコフィエフ作曲。自作自演のピアノロール録音です。 それ以降は、他人の作品を プロコフィエフがピアノで弾いたもの

ムソルグスキーの 組曲「展覧会の絵」 については、
  ・展覧会の絵 − プロムナード が、おひなさまのCM曲に アル中作曲家。 試聴♪できます。  

グラズノフ は、プロコフィエフ卒業時、ペテルブルク音楽院の院長。理解し合えない仲?
  ・プロコフィエフ お写真拝見 & 自作自演CD 二人仲良く?お顔が見られます。
ラフマニノフの「交響曲第1番」初演を 大失敗に導いた指揮者としても有名? アル中作曲家。
  ・ラフマニノフの映画の感想と、登場曲 の記事で。

ミャスコフスキーのは 全く知らない曲なので、そのまんま書いておこう。ごめんねネ。
ミヤスコフスキーは プロコフィエフの大切な大切なお友達、ペテルブルク音楽院での10歳年上の同級生。長いお付き合い。

スクリャービンのプレリュードは、CDに Op.45-5と載っていますが、Op45-3の書き間違えっぽい。楽譜でも確認ずみ。 Op.45は<3つの小品> Op.51は<4つの小品>より

リムスキーコルサコフの4楽章からなるオーケストラ曲を、プロコフィエフが ピアノソロ用にアレンジして弾いてます。45分弱くらいの原曲を、7分半ほどにまとめてます。
  リムスキーコルサコフの 「シェラザード」 については
   ・マキアCM曲 シェラザード 試聴♪できます。
  プロコフィエフ編曲のシェラザードピアノ版については
   ・ホワイトコール24のCM曲をピアノ編曲で 別のピアニストだけど、 試聴♪できます。


こっちは、うちのLPを撮ってみました。 曲目、何とか見えるかしら?
プロコフィエフピアノロール曲目  プロコフィエフピアノロール
今回ご紹介したCDの方が、若干、ピアノロールの再生速度がゆっくりめで、例えば、シェラザードでは、LP7分30秒が CD7分50秒くらいの感じになります。

このLPでは、今回のCD収録曲の他に、<3つのオレンジへの恋>の「行進曲」と、ラフマニノフの前奏曲Op.23-5 ト短調 が収録
よりによって、せっかくの有名曲が外されているのは、何故?(笑)
ラフマニノフのプレリュードの中でも、ト短調のは、特に知名度高い部類ですし、プロコフィエフが弾くラフマニノフなんて、プロコファンにとっては興味津々のお笑いネタ・・・ じゃなかった、気になるところだと思うんですけどもねぇ。
惜しいっ!
Op.23-5のト短調プレリュードは、ラフマニノフ自作自演のピアノロールが出てますので、どんな曲か知りたい方は、後ほど、試聴♪ してみてくださいまし。
プロコ様の演奏は、かなり違いますが。
中古レコードに 激安お宝が潜んでたりするので、興味がある方は あさってみると楽しいかも。

プロコフィエフの発言によれば、スクリャビンは 「孤高の天才」、ラフマニノフは 「バカみたい」。
あ、作曲家としてのラフマニノフね。 ピアニストとしてのラフマニノフは 超一流品だから。
ただ、自分にも近い部分がある、影響されてるのを素直に認めたくなかった故の 「バカ」発言だろうと証言してる 身近な方々もいらっしゃいます。リヒテルとか、ロストロポーヴィチ。
まぁ、私は 両方好きですしー。 でも、様づけ スペシャルなのは、プロコさまだけ。

プロコフィエフにしても、ラフマニノフにしても、他の人にしても、作曲家ピアニストが 他作曲家の曲を弾く場合、結構、自由に解釈をして、癖のある演奏というか、別の魅力を引き出しているようなところはあると思います。
自作を 気に入らない解釈で演奏されると、激怒したり、すねたりするわりに、他人作では お構いなし!?
作品のみならず、演奏表現だって、自分の音楽性が一番だ! と信ずればこそでしょうか(笑)。
モーツァルトだの ベートーヴェンだのを 学習してる少年時代から、自分で音を加えまくったりして、ピアノの先生を激怒させてたエピソードは、プロコさま、ラフマニノフ のみならず。
楽譜を出版済みの自作だって、自由に、即興性も高く、弾いてしまえるのは 作曲者の特権。
後で こっちのがいいじゃん! とか、その時の気分が違ったりするのでしょう。
ラフマニノフは、同じ曲でも その時によって ずいぶん違う演奏をしてた、なんちゅー証言も ありますしね。

とあるピアニストが あまり魅力的に弾いてしまうと、それが一番理想に近いように感じてしまう危険があって、自作自演を聞いてみることで、違うタイプの演奏の魅力も認識できるようになったり。
自作自演 = 必ずしも最高の演奏 とは思いませんが (だからこそ、演奏専門家が存在してるわけで)、やっぱ 聴いてみる価値は高いと思うよー。
鋼鉄サイボーグのプロコフィエフ、暗くねっとりしたラフマニノフ、淡くぼんやりしたドビュッシー、などを期待した人は イメージ変わるかも。


大作曲家のピアノロールCD
  プロコフィエフ、ラフマニノフ、ガーシュウィン、ドビュッシー


   

左から:
プロコフィエフのピアノロールCD
何故にこんな激安? 日本語の曲名は、この記事の中央あたりを読んでね。 プロコ様が弾くピアノは、SP復刻盤を試聴してください。

ラフマニノフのピアノロールCD 曲名の確認は、この国内盤でどうぞ。
同じ内容の 輸入盤CDで 試聴できますRachmaninov Plays Rachmaninov--Ampico Recordings (1919-29) 試聴用サンプル8.が、プレリュードOp.23-5。 プロコフィエフが弾いたピアノロールが残ってる曲。

ガーシュウィンのピアノロールCD 試聴できます
曲名の確認は、国内盤でどうぞ。→ パーフェクト・ピアノ・ロール 1

ドビュッシーのピアノロールCD
ジャケット写真下の、「その他のイメージを見る」 のところに、収録曲名が書いてある 裏側の写真が載ってます。 見づらいな・・・。 これは、別のピアニストのピアノロールも混ざってるみたいですね。
 ちなみに、うちにある ドビュッシーの自作自演だと、<子供の領分>全曲、「レントより遅く」、「スケッチ帳より」、<前奏曲集第1巻>より「デルフの舞姫」「野を渡る風」「沈める寺」「パックの踊り」「ミンストレル」。 この辺のどれかが 入ってるかも。 とりあえず、参考までに。


SPとピアノロール、両方残してる作曲家で聴き比べると、ピアノロールで犠牲になってる部分、問題点がわかるはず(修正具合にもよるけど)。 ラフマニノフとか、プロコフィエフとか。
  ・ラフマニノフの自作自演を試聴 (のだめ曲) ピアノ協奏曲全4曲+パガ狂。
ピアノロールだけ聴いて、ヘタレなピアニストだなどと思わずに、SP復刻盤も聴いてみてくださいね!
プロコフィエフのSP録音は、
  ・プロコフィエフ自作自演CD ピアノ篇 の記事で。 試聴♪ できます。
アマゾン1500円以上で送料無料を狙って、ピアノロール&SP セットでいかがでしょうか?(笑)


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posted by ドルチェせんせ at 02:48| Comment(1) | TrackBack(1) | いいもん教えてあげる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
PINK MOZARTさん
関連曲のトラバありがとうございます。
さすが、気が利く。ちゃ〜んと、私の望んでることがわかるのね(笑)。
Op.12は、名曲揃いのお気に入りの曲集なので、記事中で騒ぎたかったんだけど、ただでさえ文章長くて嫌われそうだから我慢したの。 どんぴしゃでプロコ様が弾いてくれてなかったのが残念で。
便乗して、普及活動をさせていただきます(爆)。


みなさま、
プロコフィエフの<ピアノのための10の小品>Op.12は、「マーチ」「ガヴォット」「リゴドン」「マズルカ」「カプリース」「レジェンド」「プレリュード」「アルマンド」「スケルツォ・ユモレスク」「スケルツォ」の10曲組です。

うち、プロコ様がピアノロールを残した5曲には含まれていないのですが、9曲目の「スケルツォ・ユモリスティック」が、PINK MOZARTさんのサイトで全部聴けます。
ピアノ版のもとになったと言われているファゴット4本版(Op.12-9bis)に基づくアレンジ。 トラックバックの欄から、ぜひ、聴きに行ってみてください。
「スケルツォ・ユモリスティック」の中間部分(ゆっくりになるとこ)で、「チェロと管弦楽のための交響協奏曲」Op.125の終楽章のメロディーが浮かんでしまうのは私だけでしょうか?
ショパンの「別れの曲」を弾くと見せかけて「大きな古時計」にすり替えるような遊びが、上記の2曲でもできます。プロコ様じゃマイナーすぎて、宴会芸にならない・・・。

<10の小品>Op.12 全10曲も、機会があれば、ぜひ聴いてみてくださいね。
プロコ様も弾いてる「プレリュード」は、アンコールでちょろっと弾かれたりして、比較的有名なほうかと。
この曲集、ピアノの最低音を使って終了、最初のページで 最高音を使うのが、ツボ。(現在の標準仕様88鍵盤の場合)
一曲の中で、鍵盤の両端狙ったかと思われるものでは、「悪魔的暗示」Op.4-4 が、自作自演SP録音に入ってますので、合わせてどうぞ。
こっちはさっきの逆で、最低音で開始(装飾音)、最後のページで 最高音までグリッサンドしてみるっちゅー いじらしさ。
どうだ?
・・・あなたもプロコ様を聴きたくなる、聴きたくなる、聴きたくなる・・・(← 悪魔的な暗示)
Posted by ドルチェ at 2008年07月01日 02:55
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Tracked: 2008-06-30 19:17
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