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(11/09)フィギュアスケートの使用曲たち☆グランプリシリーズ2011
(01/11)あけおめ☆ことよろ6(フィギュアおすすめCD)
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(02/22)真央ちゃんの、ラフマニノフの前奏曲「鐘」(プレリュードOp3-2)
(02/08)ベートーヴェンが4割引!?
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(11/19)真央ちゃんの「仮面舞踏会」を弾こう! ピアノ譜ダウンロード
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(10/08)アニメ☆のだめカンタービレ巴里編 気になる曲は♪
(08/07)運動会曲「道化師のギャロップ」 オーリスだって疾走中
(08/02)アマゾンで試聴できなくなった???
(07/22)アヴェマリア対決、エビピラフ VS ドルチェアイス
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2008年05月19日

カテキン緑茶CM曲、ワシントンポストでメタボ行進!?

伊藤園カテキン緑茶のCM曲として、スーザ作曲 「ワシントン・ポスト」 が使われています。
元気で楽しげなマーチにのって、愛らしいメタボなお腹を突き出した おとーさんたちが大行進・・・  んな妄想が浮かんじゃったじゃないのぉ(笑)。
8分の6拍子の行進曲(マーチ)、ウキウキと心弾むリズムです。
「ワシントンポスト」 のリズムにのって飲食すると、食欲亢進しそうなところが何とも・・・。
食欲亢進 → メタボ亢進 → メタボリックな腹で行進!!
あわわ。   そうならないよう、特定保健用食品(トクホ)を活用しましょう! ってことでしたね。

伊藤園のサイトでCM動画が見られます → http://www.itoen.co.jp/campaign_cm/
CM カテキン緑茶 のところ、「た・か・め篇」「宣誓篇」 2種類あります。
それぞれのページから、ムービーのところをクリックして見てね!

「た・か・め篇」
平泉成さん演じる お父さんたちが、大好きな脂っこいものや お酒を前に 宴会を繰り広げています。
岩田さゆりさん演じる 娘の厳しい一言。
コレステロール高め。 お父さん、一緒に歩いてあげないよ。
ネクタイをした茶色いクマさんのおなかをプニュプニュ。

ううう、このクマほしい・・・。
くまフェチです。 私、くまぬいきちがい。 うちのクマぬいにもネクタイしてみよう!?

「宣誓篇」 は、まだTVでは見たことがなくて、ネットのおかげで初体験。
ぶは〜! 爆笑いたしました。
巨大な焼肉パネルの前で、「宣誓!」 と元気よく声を上げる 平泉成さん。
メタボなお腹を叩きながら、「脂っこいものや、お酒を控えることを・・・ 誓えません!
と、おいしそうにカテキン緑茶を飲む お父さんなのでした。

いいよね、カロリーとかコレステロールとか気にせず 飲食に励めるのって!?
まぁ、いくらコレステロールを低下させるトクホとはいえ、ほどほどにいたしましょうね。


ジョン・フィリップ・スーザ 「ワシントン・ポスト」 については、
  ・C1000レモンウォーターCM曲、ワシントンポスト の記事をどーぞ。
ダウンロード&試聴 できます。
C1000は、もう違うCMになっちゃってますけど。
スーザの別の有名曲で、強引に、ホロヴィッツさんにも ご登場いただいてます。 おまけの抱き合わせ曲。
『星条旗よ永遠なれ』 ホロヴィッツによるピアノ編曲版CD試聴リンク貼ってあります。
(同じCDで、ホロヴィッツのスクリャービンやラフマニノフも 試聴できます。むふっ。)


いーねー。
廃物利用記事、過去記事復活大作戦。 とってもラクです(笑)。
せっかくなので、スーザが 初演に来てた こんな曲も宣伝。
  ・「ラプソディ・イン・ブルー」 ガーシュウィン作曲+編曲グロフェ
このコンサート、ラフマニノフが 審査員として招かれてたり。

ついでに、もういっちょ。
メタボ腹 = タヌキ腹 っちゅーことで、無理やり こんな記事も つないじゃえ!
  ・さよなら冥王星!記念 ホルスト<惑星>
ホルストの 「木星」 も、CMなど、お茶の間登場率が ひじょーに高い曲ですね。
さぁ、たぬきの惑星は ど〜れだっ?




posted by ドルチェせんせ at 07:51| Comment(6) | TrackBack(0) | あの曲は何? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月11日

ラフマニノフの伝記を読もう!

映画「ラフマニノフ ある愛の調べ」 の公開を記念して、ラフマニノフの伝記本も宣伝しちゃえ!
映画では、脚色されてるストーリーが かなりあるけど、人物や風景の描写とか(大変美しいです) 伝記本の世界が映像化されてるぅ! と感激できる部分もいっぱい。
映画を見る前に予習するもよし、映画を見た後に復習するもよし、これを機会に、ラフマニノフの伝記を読んでみるってのは いかがでしょうか?
どの作曲家さんも、育った環境とか、性格とか、みなさん音楽に出てますので、伝記読むと音楽面でも納得、より愛情が深まります。 (#^.^#) ポッ。

映画の感想、伝記との違いなどの話は、ラフマニノフの映画の感想と、登場曲 の記事を♪

ラフマニノフの映画の上映場所などは、
映画の公式サイト 「ラフマニノフ ある愛の調べ」http://rachmaninoff.gyao.jp/


セルゲイ・ワシリエヴィチ・ラフマニノフ (1873.4.1.−1943.3.28) ロシア → アメリカ
まずは、ラフマニノフの生い立ち
家族愛に飢えた居候人生。
心の闇を作ってしまうような、恵まれたとはいえない家庭環境で育っていったのだと思います。
幸せいっぱい、愛情いっぱいに育った匂いはしない。

ラフマニノフんちは 貴族の家系。 両親は 不仲。
母は、背が高く、無口で無愛想 無表情、子供に対しても愛情薄く 冷めた雰囲気。(見た目や 雰囲気は母似?)
父は、小太り、ちゃらんぽらん、周囲に幻想的な饒舌をふるう困ったちゃん。でも、のんきで 朗らかで、子供たちには やさしかったみたいです。
ラフマニノフ9歳の時に、最後の領地も競売にかけられ ラフマニノフ家は破産。一家はバラバラ。
まずは、父の妹んち トルブニコフ家に一人引き取られ、奨学生として ペテルブルク音楽院 幼年クラスへ
ラフマニノフは、学校をさぼり スケート場通い、ボロクソ成績表の点数を改ざんするような悪童ぶりを発揮。数年後、とうとう必須科目全部落第点とるような どうにも誤魔化しきれない状況に。(父ゆずりの、サボリ癖、虚言癖!?が潜んでいたのか?)
そんな頃、従兄で、すでにピアニストとして大活躍していた アレクサンドル・ジロティに演奏を聴いてもらうチャンスが訪れます。
ラフマニノフくんの才能に驚いたジロティは、モスクワ音楽院のズヴェーレフ教授のクラスに編入させます。(12歳)
寄宿生としてズヴェレフ先生んちで生活。寝る間を惜しんで練習させられるスパルタ教育で、ピアニストとしての腕を磨きます。
15歳で、ジロティ教授の上級クラスに移った後も、ズヴェレフ家に住んでいましたが、作曲にうつつを抜かしてることに激怒したズヴェレフ先生に追い出され、16歳のラフマニノフは、父方の親戚 サーチン家に引き取られます。後に、妻になるナターシャん家です。
ピアノ科に続き 作曲科でも音楽院を首席で卒業した19歳、ズヴェーレフ先生と和解。 でも、翌年には、ズヴェーレフ先生死去。続いて、敬愛してたチャイコフスキーまで死去。
交響曲第1番が初演されたのは、24歳の時なので、映画では年代をずらして描いている部分です。)
親戚が暖かく迎え入れてくれてたとはいえ、本人は 居候の身から早く脱出したかったのでしょう。
音楽院を卒業したばかりの作曲家が食べていくのは困難な状況で、サーチン家を出て、こっそり食事を抜いたりしてるような暮らし。 そんな頃、精神面でも 生活面でも 愛情を注いでくれたのが 年上の人妻 アンナだったのだと思います。交響曲第1番を献呈された方。
後は、ぜひ伝記を 読んでみてくださいね(笑)。

映画には登場しなかった人物ですが、ラフマニノフの従兄で、ピアノの師匠でもある ジロティは、リストに師事しています。 ラフマニノフは、リストの孫弟子になるわけだ。
ピアニストの系譜としては、
ベートーヴェン → チェルニー → リスト → ジロティ → ラフマニノフ とつながって行くわけで、たまりまへん。
今後、音楽中心の伝記映画を製作するなら、シロティや、チャイコフスキー役をぜひに。
ラフマニノフと同じ、ズヴェーレフ、ジロティ門下で、同級生だった スクリャービンも 登場させてほしいところ。
ラブロマンスもいいけど、やっぱ音楽伝記映画も作ってほしいですね!
ラフマニノフ役を演奏吹き替えなしで演ずる イケメン長身ピアニスト、誰がいいだろう?


ラフマニノフの伝記
伝記 ラフマニノフ伝記 ラフマニノフ
ニコライ バジャーノフ 小林 久枝
音楽之友社 2003-07-01

おすすめ平均star
starそれでもやはり感動した。
starラフマニノフとロシア文学が好きな人には星5つ
star小説の形式で書かれた真実

Amazonで詳しく見る

文学作品仕立てで、伝記としては読みづらいかな。 結構ぶ厚いし。
ラフマニノフの心理描写というか、性格面が伝わってくるような、それから、風景が浮かんでくるような書き方という点では、優れているかと思います。
ただ、ロシア流そのままに名前が書いてあるので、誰のことを指しているんだか、ややこしいのなんのって。
巻末に付いてる、ラフマニノフの親族関係図と、フルネームでの人名索引を、ひーひー見ながら読むはめに。
学生時代に読んだ時は、ちんぷんかんぷん。 今回、映画のための予習で もう一度読んでみても、まだわかりづらい。 映画の復習で、もう一度読んだら、いい加減 理解できるようになるでしょうか。
こーゆー文学みたいな本、ほんとに苦手なのよね〜。 疲れた。もうヤダ(爆)。

ロシア語では、「ラフマニノフさん」 と呼ぶ感覚で、名前と父称の部分を呼びます
セルゲイ・ワシーリエヴィチ。
モスクワ音楽院のタネーエフ教授なら、セルゲイ・イワノヴィチ。 チャイコフスキーなら、ピョートル・イリイチ
馴染みのある苗字で出てこないところが多いので、読むの大変です。

ロシア名は、「名前、父称、姓」でできています
ワシリーさんの息子であるラフマニノフなら、セルゲイ・ワシリエヴィチ・ラフマニノフ
女性の場合は、語尾が変化するようで、ラフマニノフのお姉さんだと、エレーナ・ワシリエヴナ・ラフマニノヴァ。
チャイコフスキー家の女性の苗字なら、チャイコフスカヤってな感じ。
さらに、ロシア名は 同じ名前だらけなのと、愛称も複数入り混じって(例えば、セルゲイなら、セリョージャだの、セリョージカだの、ショーだの)登場し、もう誰が誰なんだか・・・。爆弾
特に、ラフマニノフの伝記に たくさん登場してきて、始末が悪いのが、ニコライさんたち
ニコライ・セルゲーエヴィチ。 ニコライ・ウラジーミロヴィチ。 ニコライ・アンドレーエヴィチ。 ニコライ・グリゴリエヴィチ。 ニコライ・カルロヴィチ。
誰のことか、すぐわかる?
映画にも登場したズヴェーレフ先生。 ピアノ協奏曲第2番での復活の立役者 精神科医 ダーリ博士。 作曲家 リムスキー=コルサコフ。 モスクワ音楽院の創始者 ニコライ・ルビンシテイン(ペテルブルク音楽院創始者アントン・ルビンシテインの弟)。 友人で作曲家の メトネル
マジ、気が狂いそうだってば〜(笑)。

ラフマニノフの性格ですが、映画で描かれてるまんま、あまり好ましい感じではなさそう(爆)。
暗い、気難しい、冷たい、わがまま、怒りっぽい、第一印象感じ悪っ!って思われても仕方ないような話が多く・・・。
これは、何で読んだか忘れちゃったけど、誰だったか 日本人の作曲家だか指揮者だかの ラフマニノフ目撃談。リハ風景を見学してて、最悪な印象だったらしい。
アメリカで演奏会のリハーサルをしてる時、老ラフマニノフは、不機嫌で、指揮者やオケに対しても態度悪くて、時折、小声のロシア語で 「悪魔っ!」とか ブツブツ暴言吐いてるのが聞こえちゃったそう。
小声でブツってるのが(しかも密かにロシア語で)、っぽいというか、何とも・・・(笑)。


それから、こんな雑誌も。
ユリイカ ラフマニノフ特集号
ユリイカ 第40巻第6号―詩と批評 (40)ユリイカ 第40巻第6号―詩と批評 (40)

青土社 2008-04


Amazonで詳しく見る

ラフマニノフ特集が どかんと組まれています。
まだ、少ししか見てないんだけど、かなり読みでがありそうです。ぶふぉー。
映画館で売っていたおかげで、この雑誌の存在を知りました。
プロコ様の特集もしてくれ・・・。


posted by ドルチェせんせ at 02:47| Comment(9) | TrackBack(0) | おすすめ楽譜・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月06日

ラフマニノフの映画の感想と、登場曲

映画「ラフマニノフ ある愛の調べ」 を見てきました。
伝記との違いなどツッコミますので、映画を観る前に内容を知りたくない方は、また後で読んでいただけたら嬉しいです。

映画の公式サイト 「ラフマニノフ ある愛の調べ」http://rachmaninoff.gyao.jp/
職場で内職中の方、音に注意!!
いきなり「ピアノ協奏曲第2番」が鳴ります。 「パガニーニの主題による狂詩曲」も聴けるよん。

映画は、アメリカへ亡命してからと、ロシアでの話と、時代を行ったりきたりで、頭が疲れます。
ラフマニノフの人生の流れなんぞ 知らないほうが一般的だと思うので、混乱のもとなんじゃ?
伝記を読んだことある人には、脚色の部分が鼻について 違和感バリバリだろうし。
う〜ん、う〜ん、見た人の評判が良くなかったの、そーゆー点では 納得かな(笑)。
映画のパンフレット(700円)に、採録シナリオってのがあって、セリフや情景が読み返せるんですが、これがなかったら記事書けましぇん。
簡単なラフマニノフの年表も載ってるので、映画との年齢設定のずれとか、脚色部分とかを知る、簡単な手がかりにもなりますよん、パンフレット。

映画では、ラフマニノフに関わる3人の女性たちが描かれます。 ラフマニノフの創作の泉たち。ハートたち(複数ハート)
ナターシャ。 若き日の人妻との恋 アンナ。 革命に燃える女学生 マリアンナ
マリアンナについては、大胆な脚色部分じゃないかと。
ナターシャとアンナについては、伝記から浮かび上がる人物像が、いい感じに凝縮されて 描かれていると思います。脚色部分は もちろんありますけど。
映画の最後に、「本作は芸術的創作であり、史実と異なる表現も含まれる」 と出ます。
この映画の パーヴェル・ルンギン監督は、「伝記的な映画ではなく、ラフマニノフの生涯を自由に解釈した愛の物語。内面世界を描いた。」 ってなことを語っているそうで。
伝記も有名な作曲家さんたちと違って、ラフマニノフだと、映画そのまんまで刷り込まれる危険度大。
ちょっと言い訳しておきましょ♪

かわいい マリアンナ  お遊び?
今のところ、伝記では、ぴったり一致しそうな人物は浮かびません。創作の部分かな?
自分の生徒である女学生に簡単に誘惑され、やり逃げして帰ってきた足で、ピアノ協奏曲第2番を作曲。 後に妻になるナターシャにひざまずき、「すまない」「ボクはキミなしではダメだ・・・」 ってぇ???
う〜ん、う〜ん。 こんなのが、のだめでもブレイクした 「ピアノ協奏曲第2番」のエピソードとして語られるようになったら、まずいんでないかい?
曲が書けない、何にでもすがりたい作曲家の弱さを表現したかったのかもしれないけど、とりあえず、ラブロマンス映画だし〜、脱がせて、ベッドシーン入れとこう! みたいな悪趣味に感じてしまい・・・。
女学校の先生をしてた時期があるのは、事実です。
映画の中では、生徒たちの前で、何故か、自作ではなく、スクリャービンのピアノ曲を弾いて聴かせる ラフマニノフ青年
後で、映画の登場曲を まとめて紹介しますので、試聴♪ してみてくださいね!
マリアンナとは、その後、ソビエトの人民委員会に連行された時と、ソヴィエトから亡命する際にも 絡みます。
ラフマニノフは、スカンジナビア諸国への演奏旅行として 一家四人の出国許可をもらい、家族一人あたり500ルーヴルの持ち出しのみに制限された上で、出国。
そのまま祖国に戻ることは ありませんでした。
実際には、ソビエト亡命時、ラフマニノフは44歳。 映画では、奥さんが赤ちゃんを抱いてることで、より緊迫感が高まりますが、ラフマニノフの娘たちも、もっと大きくなっています。

かわいい アンナ  年上の人妻
伝記では、アンナ・アレクサンドロヴナ・ロドゥイジェンスカヤのこと。
ラフマニノフは、親しい人、愛する人への呼びかけである 「ラドナーヤ」 という呼び方をしています。
ラフマニノフより5つくらい年上だったのかな? ハタチそこそこの貧乏作曲家は、この人んちに入り浸りだったようで。
映画に登場しました通り、交響曲第1番は、A.L.さんに献呈。この方です。
夫婦仲は上手くいっておらず、若いラフマニノフと不倫関係にあったとか、プラトニックな不倫とわざわざ書いてある文献もあるけど、その辺は別にどっちでもいい(笑)。
アンナはジプシー系の女性。 映画では、派手めで 悪女度を増幅してる感じ。
貧乏音楽家が食事を抜いたりしてるのを察して、食べさせたり、細やかで暖かい愛情を注ぎ、あまり悪女っぽく描かれると可哀想な気がしないでも。 とても魅力的な女性ではあったみたいです。
映画では、交響曲の初演大失敗の直後、ラフマニノフの友人 フェージャ(バス歌手の フョードル・シャリャーピン)といちゃついてます。
ラフマニノフとシャリャーピンの出会いは、もうちょっと後なので、シャリアピンまで かわいそうに。

かわいい ナターシャ  ラフマニノフ夫人
ラフマニノフの従妹 ナターリヤ・アレクサンドロヴナ・サーチナ → 結婚後は、ラフマニノヴァ
モスクワ音楽院のズヴェーレフ教授んちで 寄宿生として暮らしていたラフマニノフが、作曲にうつつを抜かしてることで不興を買い、追い出された時に引き取られたのが、ナターシャんちサーチン家です。ラフマニノフの父方の親戚。 映画よりずっと若い、ラフマニノフ16歳の時の話。
4歳年下のナターシャには 妹のような、長いこと 子供のような感覚で接していたようで、ナターシャのさらに従妹にあたるヴェローチカに恋心を抱いたり、まぁ、いろいろと。
「ピアノ協奏曲第2番」 が成功を収めた後、29歳で ナターシャと結婚します。 近くにいた存在がどれだけ大切か、ようやく気付いたってことでしょうかね。
映画での、ナターシャと 精神科医ニコライ・ダール博士が婚約中って設定は 聞いたことないから、脚色なのかな?
「交響曲第1番」 の失敗の後、スランプに陥ってしまったラフマニノフに 精神療法を施して、「ピアノ協奏曲第2番」 を書かせた功労者 ダール医師
伝記では、サーチン家に親しく出入りしていたお医者さんが、友人のダール博士を紹介したってことになってます。

この映画の原題は、「ライラック」
ラフマニノフにまつわる ライラックの伝説が、美しく描かれます。
ライラックの映像が美しいことってば!!ぴかぴか(新しい)
「ある愛の調べ」 なんちゅー ダサイ邦題はやめて、「ライラック」 のままの方が素敵だったのに。
ラフマニノフの演奏会に いつも届いた 送り主不明のライラックの小枝。
映画では、実は 妻のナターシャが送り主だったって、ロマンティックなオチです。
実際は、この白いライラック伝説、ソビエトから亡命する直前に 送り主が誰か判明していて、キエフのお医者さんの妻で、ルッソさんとかいう人。
失意のどん底にあった時、ラフマニノフの音楽に慰められたことに対する感謝の気持ちで、ずーっと送り続けていたそうです。
神経過敏な作曲家の夫を支え続けたナターシャ、それを表すような こーゆー脚色なら、素敵なんじゃないかしら?

かわいい ラフマニノフの映画には、こんな作曲家さんたちの役も登場
「交響曲第1番」 の初演に、リムスキー=コルサコフが 来ています。 あと、ロシア5人組など 作曲家さんたちの名参謀として知られている、評論家のスターソフ。 その場では名前出なかったけど、キュイっぽい人もいます。
後で、キュイがボロクソにこきおろした交響曲第1番の批評文を、マリアンナのクラスメイトが読み上げるシーンが出てきます。女学校にて。
うちでは、ロシア5人組で キュイさんだけ個別記事がないんですよね・・・。 書けないし(爆)。
スターソフは、ムソルグスキーの 「展覧会の絵」 ブィドロのところで 登場させたはず。
あと、「交響曲第1番」 を大失敗に導いた指揮者として、酔っ払いグラズノフが登場します。 悪役ですな。
グラズノフのお顔は、プロコフィエフ お写真拝見 & 自作自演CD の記事で、ついでに見られます。
プロコ様が ペテルブルク音楽院を卒業した時、院長だったのが グラズノフです。
フィギュアスケートやバレエで、たまに、グラズノフの曲を聴くことがあります。
チャイコフスキーは、写真だけでの登場。
ズヴェーレフ教授んちで、チャイコフスキーに演奏を聴いてもらうことになっていたのに、ラフマニノフは アンナの所でうつつを抜かしていて 間に合わずというシーン。
実際には、少年時代に ズヴェーレフ家でチャイコフスキーに演奏を聴いてもらってますし、ラフマニノフの人生における チャイコフスキーの役割は大きいので、カットされちゃって残念。
音楽面を中心に描いた、ラフマニノフの映画も、ぜひ見てみたいものです。
イケメン長身、でか手のピアニストに、ラフマニノフ役をやらせて、ぜひ作ってください!!
ピアニストのリヒテルが、王子様カットのヅラを振り乱しながら熱演するリスト役の映像、バカウケだったもん。(リヒテルが演じたリスト役は、グリンカの映画でのチョイ役だったそう。)

今回、ラフマニノフ役を演じた エフゲニー・ツィガノフという俳優さんは、驚くほど ラフマニノフ本人の写真と似て見える時があります。すごいラフマニノフっぽい
音楽映画って感じではなく、演奏シーンも少ないので、ラフマニノフほどの体格じゃなくても、表情重視でイケてたんじゃないかな。 それぞれの俳優さんたちも、映像の美しさも、良かったし。
話の流れがわかりづらかったのと、ストーリーがアレなのは、相殺して許してあげよう(笑)。

そうそう、映画「ラフマニノフ ある愛の調べ」 のパンフレットには、「19世紀〜20世紀ロシアの作曲家たち」 というお話がありまして、プロコフィエフのことが出てきます。
ラフマニノフが亡命した翌年、プロコさまもアメリカへ。
十数年後 ソヴィエトに帰国した時のプロコフィエフのお言葉、「見知らぬ土地の空気によって、私は啓発されることがない。私はロシア人だ。亡命ほど有害なことはない。
それから、こっちはプロコフィエフの伝記本での話だけど、
ソヴィエトに戻るか、ヨーロッパに留まるか 天秤にかけて迷っていた頃、演奏旅行中の船でラフマニノフと一緒になり、「作曲家は故郷を持たないとダメだね。ロシアの大自然の音が聞けないのに作曲できない。帰りたいと思っても、私はもう必要とされていない。」ってな感じのことをラフマニノフが淋しそうに語るのを聞いて、帰れるうちに 歓迎されてるうちに 帰らなきゃ! の思いを強めるプロコ様なのでありました。
帰国後、スターリン独裁体制 ソヴィエトの音楽規制にのっとって作曲し、持ち上げられたり、落とされたり、プロコ様の晩年も 結構涙ものだけど、それでも、故郷に帰れたプロコフィエフの方が まだ幸せだったんじゃないかなぁ と思うことがあります。
望郷の思いでいっぱい、あんなにロシアどっぷりなのに、とうとう帰国することなく亡くなったラフマニノフ・・・ いかん、涙が出てきてしまう。もうやだ〜(悲しい顔)

ラフマニノフの伝記本についてはラフマニノフの伝記を読もう! の記事へ。


ラフマニノフ ある愛の調べ 登場曲について
過去記事発掘シリーズ。 試聴リンク有り るんるん

ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18
  ・ラフマニノフの自作自演を試聴 (のだめ曲) るんるん
  ・ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 村主選手フリー曲 ダーリ博士の精神療法の話は こっち

パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
有名な 第18変奏の部分だけ、ラストで流れます。
アメリカへ亡命後は、ピアニストとしての活動が中心になり、極端に作品数が減ってしまうラフマニノフ。 Op.40〜45までが 亡命後の作品。
これまでいろんな作曲家たちが採り上げてきたパガニーニの主題だけど、鏡に映した音型がこんなに美しいなんて、すごい発見をした! この第18変奏は曲のすべてを救う! ってなことをホロヴィッツだったかな?に語り、喜んでいらっしゃったようです。
映画のラストで流れると 結構感動的で、映画のすべてを救ったような。
第10変奏 怒りの日変奏曲萌え! で、普段は 第18変奏すっとばして聴くような私でさえ、どっぷり浸ってしまいました。 ラストがこの曲、良かったと思うよ〜。
  ・パガニーニの主題による狂詩曲、もっとラフマニノフ るんるん

ヴォカリーズ Op34-14
  ・「輪舞曲〜ロンド」チェ・ジウが ヴォカリーズを弾いてたね るんるん

ここから3曲は、このCDで↓試聴♪してみてください。
  ・Rachmaninov: Preludes Op23/1-10; Preludes Op32/1-13 るんるん
幻想的小曲集より エレジー Op3-1 (試聴用サンプル:ディスク1-12)
(おまけ。試聴用サンプル:ディスク1-17は、「ライラック Lilacs」 歌曲よりピアノ独奏編)

前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2(幻想的小曲集より) (試聴用サンプル:ディスク1-13)
ラフマニノフの演奏会では、これを弾かなきゃ聴衆が収まらないくらい、こればかり人気があった曲なので、何度も登場します。 ラフマニノフがこだわり続けた鐘の音。
ラフマニノフの演奏シーン。 スタインウェイ社から記念にプレゼントされたオルゴールでは、ピアノに向かうサルくんが演奏。 ラフマニノフの幼い娘が、練習してみたり。
中間部の速いとこばかり登場したので、試聴で聴けない部分です。ごめんね。

前奏曲 嬰ト短調 Op.32-12 (試聴用サンプル ディスク2-12)
アンナの家で。 ラフマニノフがこれを弾いてると、背後からアンナがいちゃついてくるーっちゅー。
う〜、これ大好きなのに、変な妄想が見えるようになっちまったじゃない・・・。
トロイカが走る音の曲。
どちらの前奏曲も、ラフマニノフの中では、学習率高い曲かと。 ただし、ラフマニノフ毛嫌い、バカにしきってる先生も結構多い。あれは、ハリウッドの作曲家だから弾くに値しないと発言したピアニストもいますし。 ピアノ曲なら、良いのもいっぱいあると思うんだけどなぁ。

交響曲第1番 ニ短調 Op.13
  ・Rachmaninov: Symphonies 1 - 3 るんるん
交響曲3曲とも試聴♪できます。 第1番は 滅多に聴かないので、どの部分が映画に使われたかわからにゃい(汗)。 第2番の第3楽章は、のだめBGMにも登場。

ショパン:練習曲 Op25-9 変ト長調(「蝶々」)
ラフマニノフ少年が、モスクワ音楽院、ズヴェーレフ教授の前で 弾いてた曲。
  ・明治 ショパン第5番 チョコレート、本当は12番 るんるん

スクリャービン:練習曲 Op.8-12 嬰ニ短調
マリアンナが通ってた女学校で、ラフマニノフが生徒たちの前で弾いてた曲。
スクリャービンは ラフマニノフの同級生。この曲は、ラフマニノフ好きな人に、一番ウケが良さそう。
巨人なラフマニノフと違って、スクリャビンは164センチと小柄で 手も小さい、なのに 広い音程をガンガン要求してくるあたりがなんとも・・・。
  ・Horowitz Plays Scriabin るんるん
試聴用サンプル24が、該当曲。その前のOp.42-5も 人気がある曲なのでぜひ聴いてみてね!


ラフマニノフ 映画登場曲 おすすめCD



左から:
*ワイセンベルク様のラフマニノフ前奏曲全集。ヨダレたれるほど好き。
*ラフマニノフの自作自演で、Pコン2番と3番。ジャケット写真もご本人。ステキ。
*ルービンシュタインで、Pコン2番とパガ狂のセット。
*アシュケナージ指揮で、交響曲全集。


追記 2008.7月: ラフマニノフ映画のサントラ盤が発売されてました!
  → ラフマニノフ~ある愛の調べ サウンドトラック


posted by ドルチェせんせ at 22:09| Comment(4) | TrackBack(0) | 音楽おもしろネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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